今週は、ビデオ雑誌の編集者じゃなくて、音楽業界関係者のような一週間でした。


月曜日は、仙川アベニューホールで、8月20日売りの9月号で発売を開始する予定の
まったく新しいコンセプトの著作権フリーBGM CDの収録(まじかるふぇいす制作)。
これまでにない
ちょっとおもしろい企画になりそうですので、ぜひご期待ください。
このホールは、去年は同じく著作権フリーのCD、名曲物語のジャズ編をここで収録しました。
そのあとに、キヤノンとのタイアップ企画、iVIS HF G10の企画でも
舞台撮影をシミュレートするためにお借りして撮影しました。
FAZIORIというイタリアのピアノがある、とても気持ちのいいホールです。
このFAZIORIというのは新しいメーカーで、バイオリンのストラディバリウスと同じ木をつかっているそうで、関東にも3台しかないとのこと。
ピアノは録音次第で、音がなまって全体にボケてしまいがちなのですが、
FAZIORIは芯がしっかりした音なので、映像につける音(どういう環境で聴かれるかわからなかったり、映像と音質が落ちたりした場合)としては最適なのではないか、というのはプロデューサー岡野氏の言。
あと、高精細なハイビジョン映像に本当にマッチしそうな現代的な音というイメージです。
映像制作関係者はこの音はチェックしてもいいかもしれません。
録音の途中でペダルからちょっと異音が。
faziori.jpg
で、上の写真はオーナーが原因を調べているところですが、
その後ちょっと改善しましたが、完全には直らず。
もう最後の曲だったので、あきらめました。
実はそのちょっと前から、ノイズが入っていてモニターヘッドホンでは聞こえていたので、
気になっていたのですが。もしこのノイズを消すとなると、ちょっと大変そうだなあ、と。
火曜日の夜は、吉祥寺のスタジオノアで、明日のローランドR-26を使ったライブ収録の打ち合わせとリハーサル。
NOAH.JPG
実際にそのライブをやっていただくのがYOCCOというバンドです。
今回のテスター&レポーターは音の編集講座でもおなじみの大須賀淳さん(写真右)。
今回この映像収録ライブのために新曲を書きおろしていただきました!
というのもこれまでの曲はJASRACに登録されているので、
ウェブで結果を見て、聴いていただく場合に処理が相当大変になるからです。
本当にありがとうございました。
前日のリハーサルでは、ドラムの人も加わって音合わせ。
(というのもレコーダーでの音の良し悪しを判断するのに、ドラマもあったほうがいいだろうということで、お願いしました)
水曜日は、新宿のライブハウスで本番収録。
その模様は8月20日売りの9月号でレポートしますので、ここでは省略。
新曲もすごくいい曲で、さらに海外でも作例を見せるかもしれないからということで、
急きょ英語の曲からもやったもらったですが、それもいい感じでした。
すぐにできる、というのが、ミュージシャンはやっぱりすごい。
ドラムの人もこの曲は初めてなのに、合わせてくれました。
R26.jpg
打ち上げは、ローランドがらみということで、シンセサイザーのマニアックな話題で盛り上がり、
型番が飛び交っているが、
わたしはまったく話についていけない~。
きっと映像関係の機材の話も部外者にはこんなふうに聞こえるんだなあと思いました。
で、
YOCCOのマネージャーさんが、なぜか現物を出してきたのが、
このELECTRO HARMONIXのMINI-SYNTHESIZERというもの。
EHMINI.jpg
裏が紙!なので取扱い注意でした。
ようやく今日は、東京国際ブックフェアで、出版の世界に戻ってきました。
◎ビデオSALON 7月号絶賛発売中です!(別冊付録付き特大号
◎5月発売のプロモーションのための動画活用術もぜひ。
◎2月発売のデジタルムービー実践ガイドブックもよろしくお願いします。
2冊とも見本誌を渡すといい本ですね〜(半分お世辞かも)と言ってもらえる濃い内容です。
今後、8月末に
「ライブ収録&配信の教科書」
9月には「サウンド収録&編集入門」
が出る予定で、鋭意制作中です。