高感度比較のデータをダウンロード提供いたします


明日発売の3月号の特集は4K対応のデジタル一眼カメラを10台集めて、ISO1600から12800までの高感度性能の比較を行なっています。

今回は実験的に撮影素材をご提供することにしました。

こちらからダウンロードが可能です。

というのも、誌面ではどうしても違いが分からないというもどかしい思いがあったからです。動画での高感度ノイズはザワザワと動いているから認識できるもの。止めたところを画面キャプチャしてもそのノイズは伝わりますが、その差はものすごく縮まってしまいますし、そのそも止めてしまうと分からないノイズがあります。誌面では分かりやすくするために部分拡大したり、さらに300%くらい拡大したりしていますが、実はそのニュアンスとも違います。本当は画面全体を見た印象が重要だからです。

前号でGH5とGH5Sの高感度性能の違いをレポートしましたが、実際の動画ではかなりの違いがあるのに、画面キャプチャではその差を伝えられていませんでした。

では、文章で伝えればいいのかというと、それもまた限界があります。というのも、たとえば「●●●はISO1600くらいまでは実用になるよね」と語ったときに、そのノイズ許容量は人それぞれですし、コンテンツによって、許容できるノイズ量が違うからです。言葉だけが独り歩きする危険は避けなればなりません。一番いいのは、自分が自分の用途でそのS/Nをどう判断するか、それだけだと思います。

では、YouTubeなどにアップすればいいのかというと、アップした段階で再エンコードがかかりますから、まったく正確ではありません。また、そもそもどれくらい加工しても耐性があるのかも知りたい情報です。

ということで、データそのものを提供しようと思いました。その場合、同条件で比較検討できるデータがあればさらに分かりやすくなります。

この検証には、3、4人がかりで準備とセッティングに1日、収録に2日かかっています。また、本来であればダウンロード用に数秒のデータを撮影すればよかったのですが、時間がなかったことと、素材のダウンロード提供を決めたのがテスト後だったため、スマートレンダリングで書き出す後処理(カウントしている音声が入っているのをカット、前後をカット)に2日くらいかかっています。

今後、継続できるかわかりませんが、次号では各カメラのハイスピードの比較撮影データ、さらに次々号ではデジタルシネマカメラのデータを提供すべく、準備を進めています。

なお、データ提供は、読者サービスということで、本誌に解凍パスワードを記載しました。

今回は、本を購入された方へのサービスとしましたが、今後はもう一段階、定期購読している方への特別サービスも考えています(ぜひ定期購読に変更していただけると嬉しいです)。

書店数そのものが減り、雑誌というメディアは厳しい状況におかれていますが、メディアとしてユーザーの方々から存在意義を認めていただけるように、これからも有用な情報を発信し続けていこうと思っています。WEBだけでも「存在」することは可能ですが、より手間暇かけた情報は無料では提供しにくいのが実状です。ぜひビデオサロン本誌の紙版もしくは電子版をご購入いただければ幸いです。