5月15日は、かねてよりアナウンスとしていたアトモス本社でのミニ展示会。ステディカムオフ会のメンバーやライターの方々、SHOGUNの画質やジンバルを試してみたい方で、熱く、濃く盛り上がりました。この場を借りて御礼申し上げます。
65型と49型の4Kテレビ、そしてソファがあるという環境で、それほど大人数が入ることはできないが、アットホームな感じでもあり、交流の場としてなかなか良いのではないかと思った。


今回、テスト中のキヤノンXC10を持ち込んだ。
まずは気になっていたのがジンバルのNebula 4000 liteに乗るのかどうかということ。
Nebula 4000 liteは搭載重量が1kgまでということで、本体質量930gのXC10は一応範囲内なのだが、小型デジタル一眼を想定しているNebulaでは、もしかして前後長が長過ぎて装着そのもができないかと心配したが、無事に搭載可能で、バランスもとることができた。モニターも充分見ることができる。ただGH4に小型軽量レンズを装着したケースよりも稼動範囲は狭そうな感じだった。
xc10_nebula.jpg
GH4_NEBULA.jpg
もちろん、DJIの新製品、RONIN-MやCAME-7800は余裕で対応できる。
xc10_roninm.jpg
ただしGH4やα7S向けとされているe-GIMBAL liteではバランスがとれないようだ。
ちなみにブラシレスジンバルのスタビライザーだが、
個人的にいくつかジンバルを触ってみて、その違いがよくわかった。
ただ設定だけは自分で手を動かしてやってみないとマスターできないような気がした。
人がやっているのもを見ても、何のためのどこを調整しているのか、いまいちわからない。
おそらく物理とか、3次元の空間認識が得意な人は、こういう調整は得意なのではないかと思った。
高校時代に物理で0点を採ったことがある私には、このあたり、難しそうにみえて仕方がない。
つぎにSHOGUNとの組み合わせ。
XC10は本体で4K動画を記録しながら、HDMIから4K 4:2:2 8bitの信号を出力することができる。つまりSHOGUNと組み合わせると本体記録以上の画質でバックアップ記録ができるわけだが、実際にそれを試してみて、できることを確認。しかもXC10はHDMIからREC連動信号を出すので、XC10でRECボタンを押すと、SHOGUN側も記録を開始するのが便利。しかもXC10側では、HDMIの出力は、受け側の能力を自動判別して自動で解像度を決めて出力するので、XC10が4K撮影モードであれば、何の設定をしなくても4Kで出力される。
xc10_shogun1.jpg 
xc10_shogun2.jpg
特筆すべきは、SHOGUNでCanon Logの映像に対して、LUTを当ててプレビューできること。これも動作を確認することができた。
XC10はピクチャースタイル5にCanon Logがプリセットされている。本体ではLogの映像しかモニターできないのだが、SHOGUN側で、LUTの入り/切りの映像を見ることができるのだ。
ちなみにこの機能は、SHOGUNの最新ファームで可能で、LUTの1にすでにCanon Logがプリセットされている。
(あくまでLUTをあてたプレビューであり、記録自体はCanon Logのガンマカーブで行なわれる)
xc10_shogun3.jpg
SHOGUNの次のファームでは、2にパナソニックのV-LogのLUTを入れたものが提供されるのだそうだ。