昨年11月号で創刊30年モニタープレゼントの当選者によるレポートを
3月、4月号で掲載しています。
そのレポートが期待以上に良くて、
校正段階で読んで、思わず唸ってしまいました。


私はビデオサロンの編集部に20年いますが、読者のかたで
おそらく20年ずっと読み続けている人はそんなに多くはないのではないかと思います。
ただずっとハガキを読んできて、読者の方々の見識の高さに驚くことが多いんです。
それは難しいことをよく知っていることではなく、
漠然としていますが、本当にいいこと言うなあ、ということを書いてくるんですね。
(表現が稚拙ですみません!)
雑誌の財産というのは、読者そのものではないかと思うことがよくあります。
その象徴とも言えるのが今回のモニターレポートのような気がしました。
ちなみに4月号に掲載されているのは
●パナソニックHDC-TM750/VW-CLT1/TH-P50VT2(3D対応カメラとプラズマのセット)
千葉県の鈴木さん(43歳)

 3D映像について、「SLの煙や蒸気など、明確な形を持たないものは、
 距離によらず、飛び出ているような立体感を感じる」と書いています。
 「特に光は眼に飛び込んで来る感覚が現実以上に得られます」
なるほど。
 次にみなさんが気になる「60p」の映像についての表現には舌を巻きました。
これは実際に読んでいただたほうがいいですね。
 内容については、私も同感です。その感覚を文章でうまく伝えられています。
もしかしたら、大半のライター、編集部はこの方の表現力に負けているかもしれない・・・・。いや負けてますね。
 そして褒めるだけでなくて、きちんとメーカーへの要望をけなさないように書いている。このあたりが難しいんですね。とても冷静な文章で、納得できる指摘をしていただいています。
●マンフロット504HD,546BK
群馬県の平石さん(62歳)

このかたは、すでに503HD,519もお使いなので、説得力あります。
三脚ケースは一回り大きくなっていて、三脚ベース、ズームリモコン等取り付けた状態でも入れられると指摘は、ユーザーならではですね。
こういうところはテスターさんでは気がつかない部分でしょうか。
●NEX-VG10
東京の藤井さん(35歳)

友人の松崎ナオさんのミュージックビデオを実際に撮って
YouTubeにアップしてくださいました。
レンズはニコンの50mm F1.4を使用。
音は実際の現場での声とギターの音を使っていますが、
VG10には音声の調整機能がないので、外部レコーダーと連携しているところが
参考になります。
ボーカルはピンマイクで録り、ギターの音はピックアップを使って外部レコーダーで収録しているそうです。それを実際にYouTubeで確かめてみてください。
それにしても、マイク入力があるのに、レベル調整がないというのが
まったく解せないところ。それじゃデジタル一眼と同じ仕様です。
次のモデルでは直してください!
VG10には拡大フォーカス機能がないのに困った、とあります。
これも同感です。
ちゃんとピーキングもつけて欲しいです。
動画の場合は、リアルタイムに追わなければならないこともあるので。
(すみません、私の意見を付け加えまして)
では、どうぞ。