先週、12月20日に発売される1月号の作業が終わって、あとは本ができてくるのを待つばかり。実はビデオサロンは創刊以来、ずっと本文は縦組みだったのを横組みに変更した。そのあたりは実際に見ていただいて読者の方々の判断をあおぐしかないのだが、1月号は内容的にはちょっと最近ないくらいに充実したものになっている(と思う)。
詳しくは、発売日までおいおい宣伝をかねてこのコーナーでご紹介していくが、
充実の要因は、やはりピックアップすべき製品があって、それが本当にプッシュできるものだから。まずは、パナソニックの1.0型センサー搭載の4K/60pハンドヘルド、AG-UX180。
昨年のDVX200のインパクトが大きかったせいで、UX180はその弟分みたいな見え方がしているが、実は違う。
DVX200は4K(UHD)/60pでは読み出しの撮像面積が狭くなり、4K/30pと比べても、ややノイズの見え方が違っていた。つまり、いいにくいのだが、60pになるとちょっと画質が落ちるような気がしていた。
ところがUX180は、画角の変化はないし、そもそも4K(UHD)/60pをベースにしたカメラであるということ。やっと本当の4K/60pカメラがこの価格帯で出てきた。
しかもUX180はコンセプトが明確である。つまり定番の高倍率ズームのハンドヘルドの4K版だということ。あえてV-Log Lも外している。
もちろん、コストダウンしているところもある。たとえばゲインとホワイトバランスはトグルスイッチではなく、ボタンになっている。
ただ、操作性は業務用ビデオカメラ的にも使えるし、ジョグダイヤルを利用して、ゲインを細かくダイヤルで調整したり、ホワイトバランスもA、B、プリセットだけでなく、ダイヤルで細かく設定することもできる。タッチパネルということもあり、ハイエンド家庭用ビデオカメラのような操作もできる。
全体的にボディの設計はうまくいっていて、このグリップはよく馴染む。
いろいろな人にオススメしたいカメラ。
ちなみに下位モデルUX90もあるが実はセンサーも違うし、そもそも4K/30p。
将来の4K制作を考えるならUX180しか選択肢に入れなくていいと思う。
ビデオサロン1月号(12月20日発売)では、6ページでレポート。
さらに2月号(1月20日発売)では16ページの使いこなしハンドブックを現在製作中。
はみ出し情報はビデオSALON.Web上でこれからも出していきます。
まずは1月号(12月20日発売)をご期待ください。