技研公開で楽しみな放送博物館の展示


今年はめずらしく技研公開の記者発表会に行くことができました(いつもはいろいろあって一般来場者に混じって土日)。その模様はこちらをみていただくとして、裏のページでは、愛宕にある放送博物館の展示をお見せします。

昨年は、VTRの歴史をテーマで、2インチVTRとCCUをそれぞれ別々に背負った衝撃的な写真が公開され、私のページだけでなく、SNSでも大いに話題になっていました。技研公開の本編よりも話題になるというのはどうかと思いますが、その時代を知らない大半の人にとっては、衝撃なわけで、しかもそういった現場写真が表に出ることも少なかったので、資料としても貴重なものだと思います。

今年はボックス型カメラ

まずこれは2IO(ツーアイオー)分離輝度方式カメラで1964年の東京オリンピックでの中継を目標に開発されたもの。1963年に試作機を製作、1964年に製品化された。撮像管に輝度信号用に4.5インチ(!)、色信号用に3インチのイメージオルシコン管を使用した分離輝度方式のカラーカメラだという。

そのカメラについていたズームレンズ。

1968年、NHKは後にカメラの銘機と言われた12PS-71型カメラを開発。3管式プランビコンカメラでズーム専用に(最初期のズームだろうか?)。説明によると、光学的に画質劣化の少ないプリズムを採用し、モノ、カラーの両立性、S/Nや白圧縮特性(ニーのこと?)が良好で、レジストレーションも優秀なカメラであったため、スタジオカメラとして23台使われ、このうち数台が大阪局に配備になり、テレビドラマなどに使われたとあります。

 

世界初デジタル方式PCMモノ録音機は巨大だった

NHK技術研究所が開発した世界初のモノラルのデジタルPCM録音機。翌年にはステレオ用のPCM録音機が完成。記録メディアは1インチテープだった。のちにソニーに入り、CDを開発する中島平太郎氏がPCM録音機の開発に関わっていたのだそうです。