マルチチャンネル音声レコーダーの便利さ


text◉一柳

現在発売のビデオサロン4月号の特集「映像インタビュー術」では、おなじみの池野一成さんに、ガンマイクとワイヤレスマイクの入門記事を10ページに渡って書いていただきましたが、そのときに裏方として大活躍したのがマルチチャンネル音声レコーダーのZOOM H6でした。

ワイヤレスはB帯の4モデル、デジタルワイヤレスの4モデルをテストしたのですが、H6にはXLR入力が4系統あり、さらにオプションで2系統追加できるので、最大6チャンネル同時に同じ喋りを録ることができます。テストが早く終わって助かるということもありますが、まったく同条件で音質を比較することができます。

今回もデジタルハリウッド大学さんに協力していただきテストしましたが、これなら学生さんに何回も同じことを喋ってもらわなくて済みますし、さらにデジタルワイヤレスを複数同時に使って問題ないのかという検証にもなりました(簡単にペアリングできて、まったく問題ありませんでした)。

ちなみに池野さんの場合、インタビューのときはH6にオプションのガンマイクをつけて被写体の近くにおいておいて音を別録りするというやり方をよくするそうです。編集で別ファイルを合わせるのが面倒なときは、H6に記録しながらカメラのマイク入力に出力して画と同時記録することもあるとか。どれだけ時間と手間をかけずに、ある程度のクオリティを担保するかというのは、重要なこともかもしれません。

ZOOMのレコーダーのオプションとしてガンマイクが出てきたときは、アイデアは面白いけど、どうやって使うんだろうと思っていたのですが、実は、池野さんだけなく、今回の特集で取材した他の方もまったく同様にZOOMのレコーダーとガンマイクのセッティングで録音していました。

ワイヤレスだと電波の管理をしなければならないし、そもそもラベリアマイクの衣摺れまでケアしなければならない。画と音の信号だけでなく、話の内容までカバーしなければならないビデオグラファーにとって、これは確実で安心できるツールなんでしょうね。

 

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