ビデオサロンの好評連載「映画の裏窓」をベースに図版を作成して、大幅に改稿した書籍「映画のタネとシカケ」。前著から約2年。今度は世界から評価されている、2000年以降の日本映画を取り上げた「映画のタネとシカケ 現代日本映画編」が3月10日に書店発売されました。
映画のタネとシカケ 現代日本映画編
なぜ好きな映画は何度も観たくなるのか? 映画カメラマンが2000年代以降の現代日本映画にしかけられたタネとシカケを紐解く。

御木茂則 著
出版年月日 2025/03/10
書店発売日 2025/03/10
ISBN 9784768320235
Cコード 0074
判型・ページ数 A4・152ページ
定価 3,300円(税込)
ピックアップした映画と監督とテーマ
CASE01『そして父になる』 監督:是枝裕和 音が表現する 2 つの家族の違い
CASE02 『紙の月』 監督:吉田大八 主人公の心情を可視化するへアメイク
CASE03 『凶悪』 監督:白石和彌 2 人の男の気持ちが近づき、遠ざかるのを描くカットバック
CASE04『トウキョウソナタ』 監督:黒沢 清 家族の破滅と再生を物語る、カメラの構図と照明
CASE05 『永い言い訳』 監督:西川美和 音が伝える場所の雰囲気と物語の伏線
CASE06 『ドライブ・マイ・カー』 監督:濱口竜介 親密さが増すのを見せる人物とカメラの位置
CASE07 『モリのいる場所』 監督:沖田修一 主人公の世界観を作り出す「美術」の力
CASE08 『たそがれ清兵衛』 監督:山田洋次 言葉に出せない気持ちを語る筋道の通った照明
CASE09 『座頭市』 監督:北野 武 間合いとレンズの違いが生み出す殺陣の臨場感
CASE10『崖の上のポニョ』 監督:宮崎 駿 動線の向きと「コマ打ち」で描かれるスペクタクルなシーン
CASE11 『バトル・ロワイアル』 監督:深作欣二 カメラワークとブロッキングが結びついた〝目減り〟を防ぐ演出術
内容イメージ














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