TooのブースではHTCから今年8月に発売されたマーカーレスでカメラトラッキングが可能なVIVE Mars CamTrackとUnreal Engineベースのリアルタイム3DCGソフトAxmmetryを利用したバーチャルプロダクションスタジオのセットアップを展示していた。本格的なバーチャルプロダクションのシステムを導入するためには数千万ほどかかることが多かったが、トラッキングシステムとソフト、PCで約300万円ほどのコストで導入できるシステムだという。

 

VIVE Mars CamTrackは、VIVE トラッカー (3.0)SteamVRベースステーション2.0、その他デバイスとツールを統合したソリューション。カメラの上に搭載されているのがVIVEトラッカーとトラッキングデータを送信するためのRover。

 

トラッカーの動きを検出するSteamVRベースステーション。

 

ハンガリー企業 Aximmetry Technologies が開発するバーチャルプロダクション用ソフトAximmetry。

新たに発売された外付けレンズエンコーダーFIZTrackは、Mars Camtrackを通じて、フォーカスやズームの動きをUnreal Engine等のバーチャルプロダクションソフトに送ることができる。