サンヨーはデジタルムービーカメラ・ザクティ5機種を2月6日から順次発売する。
◆フルハイビジョンモデル
サンヨー
デジタルムービーカメラ
DMX-HD2000 オープン価格(推定10万円前後) 2月6日発売 写真左
DMX-FH11 オープン価格(推定10万円前後) 4月24日 写真右
——————————————————————————-
1920/60p記録に対応したデジタルムービーカメラ。ザクティの最上機種にあたるのがHD2000とFH11の2機種。見てのとおり、これまで一貫して縦型の撮影スタイルにこだわってきたザクティシリーズに初の横型モデルがラインナップに加わることになった。
撮像素子は共通で1/2.5型 約810万画素CMOSセンサーを採用、記録メディアではHD2000はSDカード、FH11はSDカードと8GBの内蔵メモリーを搭載する。レンズも異なり、HD2000は35㎜換算で44.4~710㎜、FH11が41.7~666.9㎜とややFH11のほうが広角となっている。なお、レンズ自体は光学10倍ズームだが、CMOSセンサーの切り出し範囲とズームを連動させて制御することにより、画質劣化なく16倍のズーム範囲を確保している。
本モデルで最も注目すべき点は60p(プログレッシブ)対応ということだろう。一般的なインターレース方式で撮影するよりも斜め線のある被写体でジャギーを抑えられるほか、ムービーから一枚の静止画を抜き出した際に、インターレースによるブレがでない写真を得られるメリットがある。もちろんインターレース方式での撮影、出力時にインターレースに切り替えることも可能だ。
撮影モードは全部で7モードあり、フルHD解像度が3つ、1280×720/30pと640×480/30pが各1つ。残りの2種類は高速撮影モードとなる(後述)。
圧縮形式はこれまで同様、MPEG4 AVC/H.264で、最高モード(Full-HR)の転送レートはVBRで平均24Mbps。音声はAAC圧縮のステレオで48kHz、16ビット。
高速撮影モードの画素サイズは448×336/240fieldと192×108/600fieldで、それぞれ1/4と1/10倍のスローモーションで再生される。
◆防水モデル
DMX-CA9 オープン価格(推定5万5,000円前後) 3月13日発売 写真左
DMX-WH1 オープン価格(推定6万円前後) 3月19日発売 写真右
——————————————————————————-
水中で使える720pハイビジョン撮影に対応した防水モデル2機種。
CA9が水深1.5メートル、WH1が3メートルまでの範囲で使用することができる。2機種ともに記録メディアはSDカード、最高モードは1280×720/30fpsで、転送レートは9Mbps。圧縮形式はMPEG4 AVC/H.264となる。
カメラ部の造りは大きく異なり、CA9が1/2.5型 約902万画素CMOS、WH1は1/6型 約110万画素CMOSを採用。CA9は光学5倍ズームだが、WH1は30倍ズームレンズを搭載するなど、全くの別モデルと捉えたほうがよいだろう。
◆スリムハイビジョンモデル
DMX-CG10 オープン価格(推定4万5,000円前後) 2月20日発売
——————————————————————————-
最もザクティらしいデザイン、コンセプトを受け継ぐのがCG10だ。従来の720pモデルHD800と比較するとそのフォルムはぐっと薄く、グリップ感が向上している。また液晶画面が3インチへと大型化された。
撮像素子は1/2.33型 約1066万画素CMOSセンサーを搭載。
記録メディアにはSDカードを採用し、最高モードは1280×720/30fpsで転送レートは9Mbps。圧縮形式は他モデルと同様MPEG4 AVC/H.264を採用する。
【問い合わせ】
三洋電機 デジタルシステムカンパニー デジカメお客さま相談係
072-870-4184
http://www.sanyo-dsc.com/