パナソニックは2月23日、同社の業務用カメラレコーダー「AVCCAM」シリーズで撮影した素材をファイル変換することなく、アップル社のFinal Cut Proで編集作業を行うことができるQuickTme用プラグイン「AVCCAMインポーター」の開発を発表した。AVCCAMユーザーを対象に、無償ダウンロードにて提供する。ダウンロードサービス開始時期は、2011年夏頃を予定している。

素材取り込みの手間を省き、作業効率を大幅にアップできる

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ファイル変換に手間と時間をとられることなく、直接FCPにAVCCAMのファイルを取り込んで編集作業が行える(プレスリリースより)。
 従来、AVCCAMで撮影した映像素材をアップルのFinal Cut Proで編集する場合、まずはAVCHD形式(.mts)である素材をいったんFCP専用の圧縮ファイルであるProResファイル(QuickTime形式/.mov)に変換して取り込む必要があった。QuickTime 7またはQuickTime X向けのプラグインである「AVCCAMインポーター」をMacにインストールすれば、QuickTime PlayerでAVCCAMのファイルが直接再生可能になり、FCPのビンに直接AVCCAMのファイルを登録して編集作業が可能になる。
AVCCAMImporter.jpg 業務系ではMacユーザーの割合が比較的高く、編集ソフトはアップル純正であるFinal Cut Proのシェアが高まっている。FCPで作業を行うには、専用コーデックであるProResへの変換が必須で、その作業に取られる時間と手間が小さくない。.mtsファイルを直接FCPに読み込めることで、すぐに編集作業に取り掛かることが可能になり、大幅な効率化が期待できる。なお、タイムライン上ではリアルタイムプレビューが可能だが、エフェクト加工や編集作業後の書き出しにはレンダリングが必要になる。
 「AVCCAMインポーター」の提供は無償ダウンロード方式で、会員制サイトに登録後、ダウンロードする形になる。AVCCAMユーザーが対象で、会員登録には製品シリアルナンバーが必要だ。今年夏頃の提供開始を目指し、開発を進めていくという。

問:パナソニック AVCネットワークス社 ネットワークグループ Tel.06-6901-1161
http://panasonic.biz/sav/

AVCCAMの.mtsファイルをFCPのビンに直接読み込んだところ。画像は開発段階のもの。