ブラックマジックデザインは、最大48TBの容量に対応した超高性能フラッシュストレージ『Blackmagic Cloud Store Ultra』を発表した。発売日は6月で、価格は1,538,000円〜(税込)。

『Blackmagic Cloud Store Ultra』は、最大48TBの容量に対応した超高性能フラッシュストレージ。2つの独立した100Gイーサネット接続を搭載しており、互いのワークフローに影響することなく、収録と編集が同時に実行できる。24TBと48TBの2モデルを展開しており、RAID 5のサポート、冗長構成のデュアル電源、Blackmagic Cloudとの同期に対応している。

Blackmagic Cloud Storeは、映画・テレビ業界向けに設計された極めて高性能のラックマウント型ネットワークストレージだ。HyperDeckレコーダー向けに設計されており、収録中に編集を始められる。

また、Blackmagic Cloudによるメディア同期を把握し、DaVinci Resolveプロキシファイルにも対応。これにより、遠隔の撮影場所で撮影が始まるとカメラのメディアが数秒で同期するため、ポストプロダクション部門は即座に作業を開始できる。高速のフラッシュベースのメモリーコアにより、多数のユーザーが同時に作業を行える。大容量のメディアファイルを、エディター、カラリスト、オーディオエンジニア、VFXアーティストたちの間で共有するのに最適だ。

Blackmagic Cloud Storeの全機種は、超高速のM.2フラッシュメモリーカードを使用する。Blackmagic Cloud Store Ultraは、前面から背面へのサーバー型の冷却システムを採用しており、冗長性を備え、静音性の高い4つのファンを搭載している。この直線的な空気の流れにより、内部のフラッシュメモリーの部品に熱が均一に分散されるため、M.2カードにホットスポットやサーマルスロットリングが生じることを防止する。また、同モデルは2つの電源を搭載しており、冗長性が確保される。

Blackmagic Cloud Storeシリーズには、高速のフラッシュメモリーコアが並列で搭載されており、大容量のメディアに対応できる。Miniには4枚のM.2カード、MaxおよびUltraには12枚のM.2カードが、RAID 0グループに並列で配置されているので、超高速での処理が可能。これにより、数十人のユーザーが使用している場合でも十分な速度が得られる。また、Ultraモデルでは必要に応じてRAID 5を使用するために再フォーマットすることも可能。

Blackmagic Cloud Store Ultraは、RAID 5への再フォーマットに対応しているので、冗長構成のM.2カードによりデータの損失を避けられる。デフォルトでは、Blackmagic Cloud Store Ultraはストレージ容量を最大化するためにRAID 0を使用する。しかし、RAID 5に再フォーマットすると、6枚目のM.2カードがパリティに使用され、ストレージ容量の代わりに冗長性を高めることができる。パリティカードには、M.2カードの交換後にファイルを再構築する際に使用するエラー訂正データが保存される。

リアルタイムのHDMIモニタリング出力は、最もエキサイティングな機能だ。Blackmagic Cloud Store MaxおよびUltraは、SDIモニタリング出力も搭載。ストレージマップでは、メモリーコアの状況をグラフィックでリアルタイムに確認でき、読み込みと書き込みが動的に表示される。イーサネット接続におけるデータ転送を確認できるグラフも表示される。Blackmagic Cloudウェブサイトへのメディア同期の状況も表示される。電源状況などのエラーも確認可能。

Blackmagic Cloud Store MaxおよびUltraは、高速のデータ転送に対応した100Gイーサネットを搭載している。Blackmagic Cloud Store Ultraは遥かに高速で、2つの独立した100Gイーサネットポートは2つの個別のネットワークとして機能する。1つの100GポートをHyperDeck ISO Recorder 100Gからの収録に使用し、もう1つを数十台のローカル編集ワークステーションに接続することが可能。片方の100Gイーサネットポートが、もう一方の100Gイーサネットポートに干渉することは全くない。また、Blackmagic Ethernet Switch 360Pを追加すると、各100Gイーサネットを16の個別の10Gイーサネット接続に変換可能。

Blackmagic Cloud Storeの大きな利点のひとつは、完全なコントロールが可能なプライベートなストレージを使用できることだ。サブスクリプション契約の必要はない。月々のライセンス費用もかからず、使用内容やデータをトラッキングされることもない。Blackmagic Cloud Storeは、MacおよびWindowsに対応した無償のソフトウェアユーティリティを使用するので、ストレージ設定を変更するために、有償のクラウドベースのウェブサイトを使用する必要もない。つまり、インターネット回線から完全に切り離されたプライベートなネットワークを使用できる。

Blackmagic Cloud Store Ultraは100Gイーサネットポートを搭載しているため、ライブプロダクションでHyperDeck ISO Recorder 100Gとの使用に最適。HyperDeck ISO Recorder 100Gは8台のカメラを同時に収録できるため、これは極めてパワフルな組み合わせだ。カメラを個別収録したら、プログラムを新たに編集できる。また、DaVinci Resolveでの生放送のリプレイも可能。ファイルを収録中でも、DaVinci Resolveでメディアを編集できる。これが可能なのは、1つの100GポートをHyperDeckに接続し、もう1つのポートをネットワークスイッチや編集ワークステーションに接続できるBlackmagic Cloud Store Ultraだけだという。

DaVinci Resolveには、パワフルな生放送リプレイ機能が搭載されている。Blackmagic Cloud Storeを追加することで、HyperDeckレコーダー、DaVinciワークステーション、リモートカメラを接続して、驚異的な生放送のリプレイシステムを構築できる。その後、新しいマルチソース・ビューアを使用することで、タイムコードが一致するクリップを視覚的にマルチビューで確認可能。これは、リモートカメラからショットがリアルタイムで送られてくる場合に適している。

Blackmagic Cloud Store Ultraの機能

  • フラッシュメモリーベースの超高性能ネットワークストレージ。
  • 個別のネットワークとして機能する2つの独立した100Gイーサネットポート。
  • 12枚の内蔵M.2フラッシュメモリーカード。最大48TBの容量に対応。
  • RAID 0による優れたパフォーマンス。
  • RAID 5によるデータ保護。
  • メディアをBlackmagic Cloudに同期して世界中とコラボレーション。
  • ストレージ状況をリアルタイムで確認できるHDMIおよびSDIモニタリング出力。
  • サブスクリプションおよびライセンス契約の必要なし、ユーザーデータのトラッキングなし。
  • MacおよびWindows対応のソフトウェアユーティリティを同梱。
  • 冗長構成のデュアルAC電源で放送の信頼性を確保。
  • 13ヶ国語のインターフェースで世界中で使用可能。



ブラックマジックデザイン
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