ブラックマジックデザインは、『Blackmagic Ethernet Switch 820』を発表した。発売日は6月で、価格は399,800円(税込)。
『Blackmagic Ethernet Switch 820』は、高度な放送システム向けに設計された、高性能かつ低遅延の新モデル。8つの100Gイーサネットおよび2つの10Gイーサネット接続を搭載しているだけでなく、フロントパネルでシンプルなSMPTE-2110ルーティングに対応。Blackmagic Ethernet Switch 820はまた、冗長構成の2つのPTPクロックイーサネット接続、独立したNMOSコントロールポート、専用の管理ポートを搭載している。
Blackmagic Ethernet Switchシリーズは、テレビ用に設計されている。ネットワーク接続はすべて、放送機器のポートと同じ背面にあるため、ケーブルを整理して束ねられ、乱雑になることを防げる。Blackmagic Ethernet Switch 820はさらに高い性能を実現するように設計されており、前面から背面へのプロ仕様の冷却、冗長構成の6つの冷却ファンとデュアル電源、シンプルなルーターコントロールに対応。静音設計であることは、中継車やミニラックなどで他の機器の近くで作業する際に極めて重要である。
多機能なこの機種には、QSFPソケットを採用した8つの独立した100Gイーサネット接続が搭載されている。この100Gポートは、HyperDeck ISO Recorder 100GおよびBlackmagic Cloud Store Ultraのデータポートへの接続に使用する。あるいは、ATEM Constellation IPスイッチャーやHyperDeck ISO Recorder 100GなどとのSMPTE-2110ネットワークにも使用できる。

Blackmagic Ethernet Switch 820は、NMOSコントロール専用のイーサネット接続にも対応。このコントロール専用のポートにより、NMOS管理トラフィックをビデオやオーディオのデータから分けられるため、コントロールが帯域幅に影響を与えることなく、SMPTE-2110 IPビデオネットワークで低遅延のスイッチングを行える。NMOSコントロールは、接続しているネットワーク上のすべてのIPビデオ機器の検出、登録、管理を画一化した方法で行うため、SMPTE-2110システムでは重要である。新たなSMPTE-2110機器が接続されると、NMOSによりスイッチがそれを識別し、ルーティングに使用できるようにするので、マニュアルでの設定は不要だ。セットアップはシンプルなので、特別なITの知識は必要ない。
Blackmagic Ethernet Switch 820は、冗長構成の2つのPTPクロック入力を搭載している。この冗長性のあるPTPポートにより、スイッチに接続されている全機器で正確なタイミングを維持できる。PTPは、タイミングを揃える上で、すべてのSMPTE-2110機器が正確なリファレンスを使用するようにする。これは、ビデオ、オーディオ、データストリームの同期に欠かせない。1つのPTPクロックに問題が生じても、2つ目のポートがタイミング信号を途切れることなく維持する。ライブプロダクションでは、同期が一瞬でも失われるとオンエアでグリッチが生じるため、これは非常に重要である。冗長構成のPTPポートでは、2つの独立したグランドマスタークロックに接続できるため、機器の故障やケーブルの不具合が生じた際や、メンテナンスを行う必要がある場合でも、SMPTE-2110ネットワークは完璧な同期を維持する。

Blackmagic Ethernet Switch 820の機能
- SMPTE-2110 IPビデオ用に設計。
- テレビ向けの超高速イーサネットスイッチ。
- 8つの100Gイーサネットポートおよび2つの10Gイーサネットポートを搭載。
- 冗長構成の2つのPTPイーサネットポートでPTPクロックをサポート。
- 専用のNMOSコントロールイーサネットポート。
- 複雑なマルチキャスト設定は必要なし。
- LCDで、シンプルなテレビスタイルのIPビデオのルーティングが可能。
- ビデオ出力ステータスは、ポートの速度グラフをリアルタイムで表示。

ブラックマジックデザイン
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