ブラックマジックデザインは、『Blackmagic URSA Mini Pro 12K OLPF』を4月16日より発売した。価格は911,800円(税込)。

『Blackmagic URSA Mini Pro 12K OLPF』は、12Kスーパー35イメージセンサーに高性能光学ローパスフィルター(OLPF)を追加した世界最先端のデジタルフィルムカメラの新モデル。

OLPFは、Blackmagic URSA Mini Pro 12Kで得られるカラーや重要なイメージディテールを維持する一方で、モアレやエイリアスなどのアーチファクトを低減するとしている。

 

 

Blackmagic URSA Mini Pro 12Kは、デザイン賞を受賞したURSA Miniの筐体に、12288×6480解像度の12Kスーパー35センサー、14ストップのダイナミックレンジを搭載。80メガピクセル/フレーム、新しいカラーサイエンス、Blackmagic RAWの柔軟性を組み合わせたことで、12Kの作業が現実のものとなったという。12Kからオーバーサンプリングすることで、ハイエンドのスチルカメラのような繊細なスキントーンと驚異的なディテールを持つ8Kおよび4Kイメージを得られる。12Kでは60fps、8Kでは120fps、4Kスーパー16では240fpsまでの撮影が可能。URSA Mini Pro 12Kは、交換可能なPLマウント、内蔵NDフィルター、デュアルCFastおよびUHS-II SDカードレコーダー、SuperSpeed USB-C拡張ポートなどを搭載。

バーチャルプロダクションの環境で撮影する場合、ビデオウォールのLEDマトリクスの高周波により、非常にシャープな最新のレンズや高解像度センサーに問題が生じ、干渉パターンが発生する可能性がある。光学ローパスフィルターを使用することで、干渉を最小限に抑え、モアレやエイリアスを低減できる。

『URSA Mini Pro 12K OLPF』は、12Kセンサーに精密にマッチした高性能光学ローパスフィルターを追加。また、URSA Mini Pro 12K OLPFでは、IRフィルターが改善され、遠赤色の色反応が向上。これとURSA Mini Pro 12K OLPFのBlackmagic RAW処理との組み合わせにより、色とイメージの重要なディテールが保持され、より優れたイメージ忠実度が実現するとしている。

 

URSA Mini Pro 12Kの超高解像度は、従来の映画フィルムを遥かに凌駕する。驚異的なディテール、ワイドダイナミックレンジ、リッチなディープカラーなど、フィルム撮影の利点をデジタルフィルムで享受できるので、劇場映画、テレビ番組、イマーシブな大画面IMAXなどの制作に適している。オブジェクトのエッジの解像度が極めて高いので、グリーンバックの作業や、ライブアクションとCGIの合成などのVFXにも適しているという。

 

Blackmagic URSA Mini Pro 12K OLPFの機能

  • 12Kスーパー35センサー(12,288 x 6,480)
  • バーチャルプロダクションでモアレやエイリアスを低減する高性能OLPF
  • 劇場映画、VFX、ハイエンドのテレビCMに最適
  • 14ストップのダイナミックレンジおよびネイティブISO 800に対応
  • Blackmagic RAWは、Metal、CUDA、OpenCL向けに最適化
  • 第5世代カラーサイエンスに新しいフィルムカーブを搭載
  • PLマウントを同梱、オプションでEFおよびFレンズマウントを使用可能

 

◉製品情報
https://www.blackmagicdesign.com/jp/products/blackmagicursaminipro

ブラックマジックデザイン
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