ブラックマジックデザイン、カンヌ国際映画祭出品作「Gaey Wa’r」が DaVinci Resolve Studioでグレーディングされたことを発表


ブラックマジックデザインは、2021年カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門に選出されたの中国の劇場映画、「Gaey Wa’r」が、北京に拠点を置くCutting Edge Picturesのジュンクン・シェン(Junkun Sheng)氏により、DaVinci Resolve StudioおよびDaVinci Resolve Mini Panelを使用してグレーディングされたことを発表した。

ナー・ジャズウォ(Na Jiazuo)監督による「Gaey Wa’r」は「Streetwise」のタイトルでも知られ、2000年初頭の中国の低開発地域から第一級都市への人口移動を背景にしている。小さな町を離れようとして結局は失敗してしまう若者たちに焦点を当て、彼らの生活や人生に対する独特の姿勢をリアルに描くことで、彼らの内面を探っている。

「Gaey Wa’r」のグレーディングを担当したジュンクン・シェン氏は、2015年以降、同氏が手がけたほぼすべての作品でDaVinci Resolve Studioを使用している。これらの作品には、金鶏奨を受賞した「十二公民」、金馬奨の最優秀映画賞を受賞した「八月」、「我的戦争」、「八月未央」など、中国でよく知られた作品が数多く含まれる。

「私がDaVinci Resolveに移行した理由は、パワフルで包括的なカラーグレーディングツール、直感的なUI、柔軟性の高いノードベースワークフローを使用できることです。エディットページも好んで使用しています」とシェン氏。

「Gaey Wa’r」は、深い被写界深度で撮影されているので、作品中の大部分で、背景が非常にクリアになっている。シェン氏は、日中のシーンを統一性のある反復的なルックにすることで、夜の熱狂的なシーンと対比させたという。「反復的なルックに合わないエレメンツは、Resolveのキーイングツールとマスキングツールを使用して、可能な限りマッチさせました」

シェン氏は続ける。

「また、登場人物が様々な照明条件の場面を移動するロングテイクも多くありました。主人公がどのような環境にいたとしても、彼の着ている赤いシャツの色が常に視聴者にとって最も心地良い色になるように、キーフレームツールを多用しました」

DaVinci Resolve Studioの最新バージョンに関しては、最近のメジャーアップデートの中では最も大規模なカラーページのアップデートであったとシェン氏は語る。「新しいHDRグレーディングツールは、ルミナンスをより細分化できるので、HDRグレーディングに非常に有効です。新しいカラーワーパーは、サチュレーションと色相を同時にコントロールでき、効率がアップします。しかし、最も優れたアップデートはResolveのカラーマネージメントだと思います。というのも、現在は多くのメーカーのカメラが使用されており、多様なカラースペースでの納品が求められるため、シンプルで効率的かつ科学的なカラーマネジメントが必要なのです。この新しいカラーマネジメントにより、多くの問題を解決することができました」

「DaVinci Resolveは、エンド・トゥ・エンドのポストプロダクションアプリに進化を遂げました。私はカラーグレーディングの専門家なので、他のページでの作業にはそれほど精通していません。しかし、納期が非常に厳しい場合などは、基本的なVFXや編集、オーディオポストプロダクションをカラー部門で行うことができると、部門間でのやりとりにかかっていた時間を節約できるのでとても助かりますね」

シェン氏は最後こう結んだ。

 

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