ブラックマジックデザイン、ニューヨークフィルムアカデミーでDaVinci ResolveのFairlightオーディオ ポストプロダクション・コースの授業が実施されたことを発表


ブラックマジックデザインは、ニューヨークフィルムアカデミーのロサンゼルス校の音響課のカリキュラムの一部として、DaVinci ResolveのFairlightオーディオポストプロダクション・ツールが使用されていると発表した。DaVinci Resolveは、音響課の部門長を務めるハッチ・プラット(Huch Platt)氏および同課の学生が、2020年に自宅で使用できるプロ仕様のポストプロダクションツールを至急見つける必要が出てきた際に大いに役立ったという。

「新型コロナウイルスの流行により、すべてがリモートになった際に問題が生じました」とプラット氏は語る。「無償で使用できるだけでなく、学生が簡単にインストールして作業できるソフトウェアを見つける必要に迫られました。学生たちは自宅にある様々な種類のコンピューターを使用することになるので、授業すべてをトラブルシューティングに費やすようなソフトウェアは使用できませんでした」

同氏は、DaVinci Resolveは利用しやすく、直感的に使用できると語る。「学生はダウンロードするだけで即座に使い始められます。おかげで、私は授業を教えることに集中できるので、大変助かっています。技術面で心配する必要がないので、学生たちもクリエイティブになれるようです」と同氏。

「また、ビデオと機能するソフトウェアを使用したかったんです。無償のオーディオソフトウェアは多数ありますが、ビデオと機能するものはあまりありません」

と同氏は続ける。

「ほとんどの学生はビデオに焦点を絞っており、オーディオに関しては及び腰です。オーディオは必要な要素だと理解していても、難しすぎると考えるようです。それを授業で噛み砕いて、馴染みやすくすることに、やりがいを感じています。学生のほとんどはDaVinci Resolveにすでに慣れていたので、授業に導入する上で完璧でした」

同氏によると、DaVinci Resolveの使用を決めた後の移行は極めてスムーズに進んだという。「学生が使用できるか、今まで通りのことを教えることができるかをDaVinci Resolveを使用して、個人的に事前にテストしました。」と同氏。「最大のチャレンジはカリキュラムの構築でした。これには時間が掛かり、1学期をほぼフルに費やしました。しかし、DaVinci Resolveの習得に要した時間は、わずか1週間だけでした」

同氏は、操作方法の習得にBlackmagic Designのトレーニングプログラムを利用したと語る。「実は、DaVinci Resolve認定トレーナーの資格も取得しました。プログラムのトレーナーは誰もが非常に素晴らしく、コンテンツも分かりやすく作られています。これは、素人にとっては、特にありがたいことです」

と同氏は続ける。

「企業がトレーニングの重要性を理解し、多くのエネルギーとリソースを費やしてトレーニングを構築していることに感心しています」

同校は1年間で3学期にわたって授業を行っており、同氏は2020年の夏以来、各学期でDaVinci Resolveを使用している。

「学生は、会話の編集からカット割りやエフェクト、さらには最終ミックスや書き出しなど、すべてを学んでいます。DaVinci Resolveの気に入っている点のひとつは、すべてにおいて直感的なことです。直感的に使用できることは、新しいユーザーにとって非常に重要なことです。DaVinci Resolveは大きな進展を遂げ、現在、ポストプロダクションのあらゆる段階で広く使用されています。プロ仕様のツールを搭載していて、編集、カラー、サウンド、VFXでシームレスに切り替えられることが、広く支持されている理由だと思います。学生たちは顔を輝かせて使っています」

と同氏は締めくくった。

 

◉ブラックマジックデザイン
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vsw