ブラックマジックデザインブースの全体のレポートはこちらを見ていただくとして、ここでは8K/60p編集システムのみをピックアップする。

来年1月に発売されるDeckLink 8K Proという12G-SDIの出力ボードは、4つのクアッドリンク12G-SDIコネクターを搭載しており、SD、HD、Ultra HD、4K、8K DCI解像度を扱えるもの。Rec.2020をフルサポートしており、8/10-bit YUV 4:2:2、10/12-bit RGB 4:4:4で作業が可能になる。さらに、8Kでは60fpsまで、HDおよび4Kでは120fpsまで対応。価格は73,980円と格安である。

もちろん、既存の4K編集マシンにこのボードを追加すればいいというわけではなく、システム全体を相当強化しなければならない。デモをしていたマシンのスペックは以下のとおり。

デモ環境では、ボードの4本の12G-SDIから出力され、

12G-SDIからHDMIに変換する4台のTeranexのコンバーターを経由して、

8KモニターにHDMI4本で接続されていた。