カールツァイスは4月24日、米国ラスベガスでの NAB Show 2017 にて新しいシネレンズシリーズ Compact Prime CP.3 および Compact Prime CP.3 XD を発表した。

Compact Prime CP.3(以下CP.3)

ツァイスの交換マウント式シネプライムレンズの第2世代となる CP.3。従来のCP.2の特長であった、カメラシステムに応じてユーザーが簡単にマウント交換・シム調整ができる「IMS交換マウントシステム」と、35mmフルフレームセンサーにケラレなく対応する大きなイメージサークルはそのままに、ユーザーの使いやすさを更に追求した新しいシネレンズシリーズだ。

Compact Prime CP.3 XD(以下CP.3 XD)

CP.3 の操作性に加え、これまで Master Prime など一部のシリーズでのみ可能だった、レンズメタデータが記録できるのが CP.3 XD シリーズ。レンズ本体に Cooke / i と互換性のある ZEISS eXtended Data(ツァイス・エクステンデッド・データ)のエンコーダーと接点を搭載し、撮影時のレンズデータを記録する。ポストプロダクション作業の大幅な効率化が図れるだけでなく、撮影現場で補正効果を確認することも可能だ。

 

【CP.3 / CP.3 XDシリーズ構成】

焦点距離(10機種)
15mm/T2.9 18mm/T2.9 21mm/T2.9 25mm/T2.1 28mm/T2.1 35mm/T2.1
50mm/T2.1 85mm/T2.1 100mm/T2.1 CF 135mm/T2.1

対応マウント
CP.3(5種類):PL EF E MFT F
CP.3 XD(1種類):データ接点付きPL

価格・発売時期(日本国内価格は発売開始時に案内予定)
CP.3シリーズ:EUR3,500 – 4,900(税別)
CP.3 XDシリーズ:EUR5,000 – 6,400(税別)
日本国内発売時期:2017年6月出荷開始予定

ZEISS Compact Prime CP.3 and CP.3 XD lenses
https://youtu.be/kd3xIM6MzyY