ブラックマジックデザインは6月25日よりDaVinci Resolve 11のパブリックベータ版のリリースを開始した。

100以上の編集/グレーディング機能を追加

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 DaVinci Resolve 11は、100以上の新しい編集/カラーグレーディング機能を追加するメジャーアップデート。今回のアップデートには、オンライン編集機能の大幅な向上、コンテクスト・センシティブ(状況依存型)トリミング、オンセット・ファイルクローン、フォトグラファースタイルのカラーグレーディングツール、複数ユーザーが同じタイムライン上で同時に作業が行える新しいコラボレーティブ・ワークフローなどが含まれる。
 DaVinci Resolve 11には、プロのエディターの要望を取り入れた70以上の新しい編集機能を追加。DaVinci Resolve 11はデュアルモニターをサポートしており、JKLダイナミック・トリミング、オーディオクロスフェード、カスタマイズ可能なキーボードショートカットなどプロ仕様のツールを使用したスピーディな編集が可能になったという。
 トリミングツールはコンテクスト・センシティブであるため、マウスの位置に応じてエディターが求める編集をリップル、ロール、スリップ、スライド、延長、短縮から自動的に判断する。この機能により、スイッチの切り替えに時間をかける必要がなく、複数トラックのクリップを同方向または逆方向に同時にトリミングできるため、編集が極めてスピーディになる。
 また、新しいスプラインカーブのキーフレーム編集機能が編集タイムラインに組み込まれ、キーフレームは各クリップの真下に配置され、クリップの流れに沿って確認できる。エディターはタイムライン上でOpenFXプラグインを直接追加して動かせるだけでなく、プラグインをトランジションに使用することも可能になった。
 DaVinci Resolve 11のコラボレーティブ・ワークフローでは、撮影が終わり次第、別々のワークステーションにいるエディターと複数のカラリストが同じタイムラインを共有して、共同で作業できる。例えば、1人のカラリストがカラーグレーディングやトラッキングを行いながら、もう1人のカラリストがグレーディングの微調整を行い、それらの変更がエディターの編集と同時に随時アップデートされる。それぞれのユーザーが更新されたタイムラインを確認できるため、同じプロジェクト上で同時に作業できるのだ。同じタイムラインを共有できることで、クリエイティブチームは映画やテレビ番組など大規模で複雑なジョブにおいて、同時に素早く作業を行うことができる。

Final Cut Pro Xとの連携機能も追加

 DaVinci Resolve 11の強化された編集機能の中でも最も画期的なもののひとつに、大幅に改良されたアップルFinal Cut Pro Xとのラウンドトリップ機能がある。これは、互いのアプリケーション機能がより互換性の高いものとなり、プロジェクトの行き来がより簡単になったためだ。この機能を生かせば、Final Cut Pro Xユーザーがインディーズで撮影し、編集した映画をハリウッドのポストプロダクション施設に持ち込んでカラーグレーディングやフィニッシングを行うことも可能だ。これは画期的なワークフローであり、インディーズ映画の制作者が大規模なポストプロダクション施設と共同制作できることを意味する。

カラコレ機能もアップグレード

 DaVinci Resolve 11ではカラーコレクション機能もアップグレードされており、フォトグラファー経験のある撮影監督用にデザインされた全く新しいRAWイメージおよびカラーグレーディングコントロールを搭載している。新しいCamera RAWパレットは、ハイライト/シャドウリカバリー、ミッドトーンディテール、カラーブースト、サチュレーション、リフト、ゲイン、コントラストに対応。DaVinci Resolve 11では、画像加工ソフトの持つフレーム制限がないため、フォトグラファーはRAWイメージを高度にコントロールでき、広いダイナミックレンジから最大限のディテールをリアルタイムで引き出すことができる。
 DaVinci Resolveのパワフルなオンセットツールに加え、DaVinci Resolve 11ではオリジナルのデジタルカメラファイルを安全にバックアップ・保存できる。DaVinci Resolveの新しいクローンツールは、メディアドライブ、メモリーカード、カメラパックを、複数の保存先に同時にコピーする。コピーはすべてチェックサムベリファイされるので、ユーザーはソースメディアからビット単位で正確なデジタルコピーを得られる。新しいクローンツールは無償のDaVinci Resolve Liteにも搭載しており、ラップトップにインストールして撮影現場で使用することも可能だ。
 またDaVinci Resolve 11は、パワフルかつ独自の自動カラーチャート、カラーバランスツールを搭載しており、ビデオ、RAW、さらにはフィルムまで、あらゆる種類のフッテージに対応する。新しいカラーマッチ機能は、カラーチャートを撮影したショットを分析することでベースとなるグレーディングを作成する。この機能は、仮に異なる照明条件でショットが撮影されていて、露出・色温度が異なっていても問題なく機能する。
 DaVinci Resolve 11はさらにOpenCLイメージ処理の最適化が可能で、新しいApple MacProシステムでのレンダリング速度が向上する。MacProはデュアルGPUを搭載しているため、YRGB 32-bit浮動小数点でUltra HDの作業を行う際に余裕を持って高速プロセッシングを取り扱える市販のソリューションを求めているユーザーにとって、最適のソリューションだ。
 DaVinci Resolveのユーザーは、DaVinci Resolve 11のパブリックベータ版をBlackmagic Designのウェブサイトから無償でダウンロードできる。
http://www.blackmagicdesign.com/products/davinciresolve