DJIは、最軽量かつコンパクトな手のひらサイズのドローン『DJI Neo』を9月5日に発売する。ラインナップと価格は以下のとおり。

DJI Neo:33,000円
DJI Neo Fly Moreコンボ:57,200円

『DJI Neo』は、手のひらの上で離着陸が可能で、送信機を使用しなくても操作が可能。AIを使った被写体トラッキング機能クィックショットを搭載し、安定感を極めた4K映像を実現。最大飛行時間は18分で、機体本体にはフルカバーのプロペラガードを搭載。

ドローンのモードボタンを押し、好みの撮影モードを選択するだけで、送信機を使うことなく残りの飛行・撮影操作を自動で実行する。1,200万画素の静止画像を1/2インチのイメージセンサーを搭載。または DJI の強力な安定化アルゴリズムを使った安定した4K UHD映像を4K/30pでカメラから直接生成する。

『DJI Neo』の新しいAIアルゴリズムは、フレーム内の被写体をトラッキングするために開発されている。サイクリング、スケートボード、ハイキングなど、あらゆるアクティビティで魅力的なフォローショットを簡単に撮影できるという。また、以下の6つのインテリジェント撮影モードに対応。

  • ドローニー:ドローンが、被写体にカメラをロックした状態で、後方に上昇しながら飛行し、動画を撮影。
  • サークル:ドローンが、被写体の周囲を旋回。
  • ロケット:ドローンが、カメラを下に向けた状態で上昇。
  • スポットライト:ドローンが向きを変えながら、被写体をフレーム内に捉え続ける。
  • ヘリックス:ドローンが、被写体の周囲を螺旋状に飛行しながら上昇。
  • ブーメラン:ドローンが、楕円を描きながら被写体の周囲を飛行する。出発地点から遠ざかるときは上昇、戻るときは下降する。機体の出発地点が楕円の長軸の一端を形成し、もう一方の端は出発地点から見て被写体の反対側にある。


DJI Neoは、送信機がなくても操作できるが、DJI Flyアプリ、送信機、RC Motion、DJI Gogglesとペアリングしたり、音声を使って操作したりすることも可能で、飛行やカメラの制御性が向上する。

Wi-Fi経由でスマートフォンと接続すると、DJI Flyアプリの画面で仮想ジョイスティックを使用し、最大50メートルの制御範囲でNeoを操作できる。アプリでは、トラッキング角度と距離の設定もできるため、遠方からの撮影やクローズアップ撮影が可能。

DJI RC-N3送信機と組み合わせて使用すると、DJI Neoは、最大10 kmの映像伝送距離を実現(日本国内では6 km)。さらに、従来のRC操作スティックを使用してカメラを柔軟に操作し、プロレベルのショットを撮影できる。

DJI NeoをDJI Goggles 3、RC Motion 3、またはFPV送信機3と組み合わせて使用し、没入感あふれる撮影も可能。RC Motion 3と組み合わせることで、DJI Neoは、ボタンを1回押すだけで実行できるアクロバティックな飛行や屋内でのシームレスな飛行を実行でき、狭いスペースでも簡単に制御することができる。

DJI Neoには、1軸メカニカルジンバルが装備されており、高速飛行や様々な飛行方法、スケール4の風圧条件での飛行が可能。RockSteady/HorizonBalancingブレ補正機能と組み合わせると、全体的な画像の揺れが大幅に減少し、水平チルトが±45°以内に補正され、明暗部で鮮明さを維持したスムーズで安定した映像を撮影できる。

DJI Neoは、赤外線センサーと単眼ビジョンポジショニング システムにより、最大スケール4の風圧条件下でも安定したホバリングが可能。また、自動RTH (Return to Home) にも対応。

22 GBの内部ストレージにより、最大40分間の4K/30p動画または55分間の1080p/60p動画を保存できる。保存した後は、映像転送用のデータケーブルを追加で準備する必要はなく、Wi-Fiでスマートフォンに接続すると、すぐに映像がDJI Flyアプリに転送され、ポストプロダクションや共有をスムーズに行える。

また、Neoをスマートフォンに接続すると、音声を簡単に録音できる。DJI Flyアプリの音声録音ボタンをタップするだけで、スマートフォンの内蔵マイクで録音を開始。Bluetooth接続を介してDJI Mic 2を使用でき、より高い音質を録音できる。アプリでは、自動的にプロペラノイズを除去し、音声トラックを映像に合成するため、ローアングルのVlog撮影時もクリアな音声を保証するとしている。

DJI Flyアプリでは、豊富な種類のテンプレートやサウンドおよび画像エフェクトを使うことができ、素早く簡単に編集を行える。編集用に映像データをダウンロードする必要がないため、スマートフォンのストレージ容量を節約しながら、効率的に動画を作成し、共有できる。

Type-Cデータケーブルを使用して機体を電源に直接接続できるため、簡単に充電できる。さらに、DJI Neoの2WAY充電ハブは、3つのバッテリーを同時に充電することができるため、充電速度と効率性の両方が向上。

◉製品情報
https://www.dji.com/neo

DJI JAPAN株式会社
https://www.dji.com/jp