DJIは、新たに DJI 映像トランスミッター と DJI 映像レシーバー を同梱した『DJI Transmission(スタンダード コンボ)』と『DJI 映像レシーバー』を発表した。価格(ともに税込)は以下のとおり。

・DJI Transmission(スタンダードコンボ):317,460円
・DJI映像レシーバー:195,360円

DJI Transmissionシリーズは、これまでの『高輝度モニターコンボ』に加え、今回『スタンダードコンボ』が新たにラインナップ。『スタンダードコンボ』は、DJI TransmissionシステムにDJI 映像レシーバーが同梱され、特にプロダクションモニターと併用することを目的に設計。幅広い種類のDJI PRO エコシステムと併用すれば、様々な機器と連携しながら効率的に撮影できる。SDI経由のメタデータ伝送とフラクショナルフレームレートでの映像出力に新たに対応。

 

▲DJI Transmission(スタンダードコンボ)

 

1つのトランスミッターから複数同時受信

DJI Transmission(スタンダード コンボ)でも、1台のトランスミッターに対し複数のレシーバーで同時受信可能であり、2種類の伝送モードを使ってシームレスな映像・音声伝送を実現。配信モードでは受信レシーバー数の上限がなく、リアルタイムの映像を同時に複数のレシーバーに出力でき、現場で大規模の撮影クルーや複数のチームで使用する場合に適している。カメラ インデックスの切り替えが容易でビットレートや動画コーデックのリアルタイムで表示できるので、撮影効率が大きく向上。

高度な制御オプションでは、高輝度遠隔モニターと映像レシーバーを制御モードに切り替え、DJI Master Wheelsなどの制御デバイスとシームレスに併用できる。これにより、Ronin 2、RS 3 Pro、およびカメラのフォーカス調整は、最大2台のレシーバー側で遠隔操作することができ、配信モードで接続された他のデバイスには影響しない。加えて、映像レシーバーは、リアルタイムでの1対1長距離通信が可能な音声通話機能に対応し、撮影監督とディレクター間のシームレスなコミュニケーションを実現する。

 

メタデータの伝送

DJI 映像レシーバーはSDI経由のカメラ メタデータ伝送に対応し、ARRIやREDのような主要なシネマカメラで利用できる。ファイル名、タイムコード、記録トリガー、カメラ設定、レンズ情報などを含む詳細な撮影情報を、レシーバーからモニターやQTAKEに伝送することが可能。この機能により、ディレクター、撮影監督、DITチームは、包括的な撮影データを確認でき、現場での全体的なワークフローの効率性が向上。

 

▲DJI Transmission(スタンダードコンボ)同梱物

 

 

 

◉製品情報
https://www.dji.com/jp/transmission

DJI JAPAN株式会社
https://www.dji.com/jp