DJIは、ポータブル電源『DJI Power 1000』と『DJI Power 500』を発表した。価格は以下のとおり(すべて税込)。
・DJI Power 1000 114,400円
・DJI Power 500 58,300円
▲『DJI Power 1000』
▲『DJI Power 500』
『DJI Power 1000』は、バッテリー容量1024Wh、重量13 kg、『DJI Power 500』は、バッテリー容量512Wh、重量7.3 kgで、それぞれ、最大出力電力は2000 Wと1000 Wを実現。どちらも70分で完全充電でき、急ぎの場合はバッテリー残量80%までなら、わずか50分で充電できる。
キャンプ&ロードトリップ | Jコンテンツ制作 | 家庭用バックアップ電源 |
携帯電話 Power 1000:約57回分 Power 500:約28回分 |
デジタルカメラ Power 1000:約59回分 Power 500:約28回分 |
Wi-Fiルーター Power 1000:約76.8時間 |
キャンプ用ライト Power 1000:約32回分 Power 500:約16回分 |
ノートパソコン Power 1000:約9回分 Power 500:約4回分 |
電子レンジ Power 1000:約1.3時間 |
車載冷蔵庫 Power 1000:約19時間 Power 500:約9.7時間 |
ドローン Power 1000:約12回分 Power 500:約6回分 |
ランプ Power 1000:約92時間 |
■約30分で飛行を再開
別売の充電ケーブルを使用すると、DJI Power SDC超急速充電機能を使用して特定のDJIドローンのバッテリーを急速充電でき、約30分で10%から95%まで充電して再度飛行することができる。ドローンバッテリーを3つ、DJI Powerポータブル電源を1台持っていけば、充電切れのせいで制作が中断してしまう心配はないとしている。
■家庭用電源、太陽光、車両など、選べる充電方法
ポータブル電源を充電する時、自分に合った方法を選ぶことができる。外出中でも自宅でも、以下の方法から最適な充電方法を選択できる。
Power 1000 | Power 500 | |
家庭用電源 | 1200W 急速充電モードと600W 標準充電モードの両方に対応。 | 540W 急速充電モードと270W 標準充電モードの両方に対応。 |
太陽光 | DJI Power ソーラーパネル アダプターモジュール (MPPT)もしくはDJI Power 車内電源ソケット – SDC 電源ケーブルを使用して、ソーラーパネルに接続1。スマートなアルゴリズムにより、生じる電圧をリアルタイムでモニタリングし、ソーラーパネルを使って、最適化された方法で効率的にPower 1000/500を充電。 | |
車両 | DJI Power 車内電源ソケット – SDC 電源ケーブル (12V/24V)を使用して、DJI Power 1000/500を完全充電。 | |
USB-C | 2つの140W USB-C出力ポートを搭載し、合計出力電力は最大280 W。 | 2つの100W 双方向USB-Cポートは、合計入力電力200 Wに対応し、Power 500を約3時間で充電。 |
家庭用電源を使って充電する時、両製品の最速の充電時間は、完全充電までが70分、バッテリー残量80%までが50分。
▲『DJI Power 1000』
▲『DJI Power 500』
■停電時でも、問題なし
電化製品が、電源の入ったDJI Power 1000/500にAC出力ポート経由で接続され、両方ともに電力が供給されている場合、DJI Power 1000/500はデフォルトでUPS(無停電電源装置)モードに入る。すなわち、急な停電が起きた場合でも、DJI Power 1000/500は、0.02秒以内に、接続しているデバイスへ給電を開始できる。
■静音動作&機能的
Power 1000を充電中でも、Power 1000のノイズレベルは23 dBで、ほとんどの家庭用冷蔵庫よりも静かです。騒音がほとんどない環境でも、動作音に邪魔されることはないという。
どちらのデバイスも、急速充電プロトコル(Power 1000:PD 3.1、Power 500:PD 3.0)に対応し、効率的な出力を実現。Power 500に搭載された2つの100W 双方向USB-Cポートは、カメラやスマートフォン、ノートパソコンなど異なる2つのデバイスにそれぞれ電力を供給できる。より大容量の電力を必要とする場合は、Power 1000の2個の140W USB-C出力ポートを使って、主要ブランドのパワフルなパソコンを急速充電することができる。
■豊富なアクセサリー
Power 1000/500に搭載された複数のポートは、汎用性に優れ、様々な種類のソーラーパネル、電源ケーブル、アダプターに接続することができる。
・DJI Power ソーラーパネル アダプターモジュール (MPPT)
1枚〜3枚のソーラーパネルに接続して、太陽光でDJI Power 1000/500を充電。
・DJI Power 車内電源ソケット – SDC 電源ケーブル (12V/24V)
カーチャージャー経由でDJI Power 1000/500を充電したり、ソーラーパネルに接続して、ソーラーパネル経由で充電したりすることができる。
・Zignes 120W ソーラーパネル(北米以外)/Zignes 100W ソーラーパネル(北米のみ)
DJI Power 1000/500は、DJI Power ソーラーパネル アダプターモジュール (MPPT)を使用して、太陽光で充電できる。
・DJI Power SDC – Matrice 30シリーズ 急速充電ケーブル
230 Wの急速充電に対応し、Matrice 30のバッテリーを10%から95%まで充電する場合、約32分かかる。
・DJI Power SDC – DJI Air 3 急速充電ケーブル
125 Wの急速充電に対応し、Air 3のバッテリーを10%から95%まで充電する場合、約30分かかる。
・DJI Power SDC – DJI Mavic 3シリーズ 急速充電ケーブル
150 Wの急速充電に対応し、Mavic 3シリーズのバッテリーを10%から95%まで充電する場合、約32分かかる。
・DJI Power SDC – DJI Inspire 3 急速充電ケーブル
200 Wの急速充電に対応し、Inspire 3のバッテリーを10%から95%まで充電する場合、約28分かかる。
・DJI Power SDC – XT60 電源ケーブル (12 V)
このケーブルを使用すると、DJI Power 1000/500は12V DC出力を行うことができ、模型航空機などのバッテリーのバランス充電器やFPVドローン、もしくはXT60コネクターを搭載したデバイスに接続できる。
・DJI Power SDC – 車用デバイス充電プラグ 電源ケーブル (12 V)
このケーブルを使用すると、車載冷蔵庫など、車用デバイス充電プラグを備えた車載用デバイスに接続できる。
・DJI Power 1000 保護収納ケース
ポータブル電源を衝突やほこりから保護し、ポータブル電源の持ち運びの利便性が向上。
安全性を第一に
本体の構造やバッテリーセルの材料、そしてシステムソフトウェアに至るまで、安全性を第一に設計。DJI Power 1000/500は、スイスが本拠地の第三者認証機関SGSの26種類の製品試験認証を取得。さらに、インテリジェント バッテリー管理システムは、最大充電サイクル数3000回に対応するLFP電池、バッテリー寿命10年、温度センサー、ヒューズや難燃性のある高強度素材の使用などの特徴を備え、安心して使用できる。
DJIストアでの購入で、ポータブル電源に3年間の保証が付く。登録を完了すると、さらに2年間保証期間が延長される。
◉製品情報
DJI Power 1000
https://www.dji.com/power-1000
DJI Power 500
https://www.dji.com/power-500
DJI JAPAN株式会社
https://www.dji.com/jp