DJIは、FPVドローンの没入感あふれる飛行体験を実現するフルセット版FPVドローン『DJI FPV』を発売する。価格は、「DJI FPV コンボ」(FPVドローン、送信機 2、FPV Goggles V2、ケーブル全てとバッテリー1個)が154,000円。「DJI FPV Fly Moreキット」(追加のインテリジェントフライトバッテリーと専用の充電ハブ)が33,000円。別売の「オプションのモーションコントローラー」が、17,600円(すべて税込)。

 

◉DJI FPV 紹介映像

 

『DJI FPV』は、レース用FPVドローンの高速飛行性能、従来型ドローンのシネマティックな映像撮影を実現するカメラ性能、DJIの一般向けドローンが持つ安全機能と伝送技術の全てを兼ね備えている。また、ドローン、ゴーグル、専用送信機に加え、オプションとして、手の動きに基づきドローンを直感的に操作できる新しいモーションコントローラーが含まれている。ドローンには高速飛行を可能にする高性能モーターを搭載。

▲DJI FPV コンボ

 

▲オプションのモーションコントローラー

 

 

FPVシステムは、DJI独自のO3伝送技術(旧名OcuSync伝送技術の3世代目)により、低遅延かつ高解像度でドローン映像を伝送。高い信頼性と優れた伝送技術に加え、RockSteady電子式映像ブレ補正技術により、非常に滑らかで安定した4K動画を60fpsで撮影することができるとしている。

3種類のフライトモードは、どんなスキルレベルのパイロットでも操作できるよう設計され、FPVシステムにすぐに慣れることができ、アマチュアでもプロでも、安心して飛行することができる。初心者がより安心かつ安全に飛行することができる緊急ブレーキ&ホバリング機能を新たに搭載し、空域制限や潜在性のある危険をパイロットに知らせるGPSベースのジオフェンスシステム、また、付近を有人航空機が飛行する場合にパイロットに警告するDJIのAirSence ADS-Bレシーバーシステムなど、DJI FPVにはDJIの安全機能が多数搭載されている。

 

3種類のフライトモード

ノーマル (N)モード:Nモード中、DJI FPVは、GPSやドローン底部のビジョンポジショニング システム (VPS)を使用してその場でホバリングするなど、他のDJIドローンと同様の動作をする。最も使いやすいモードで、フロント部にある障害物検知センサーで近くにある障害物を検知すると、機体は減速する。ただし、パイロットは検知された障害物をドローンが回避するよう操作する必要がある。

マニュアル (M)モード:経験豊富なユーザー向けに設計されたMモードでは、自由度の高い操作が可能。Mモード中は、全てのセンサーとホバリング機能が無効となる。

スポーツ (S)モード:ハイブリッドモードであるSモードは、Mモードのダイナミックな動作性とNモードの主要な安全機能という両方のモードの特性を併せ持つ。Sモードは、3種類のモードの中で中間に位置し、FPV飛行に慣れてきたパイロットが、自分のスキルをより探求できるように設計されたモード。

緊急ブレーキ&ホバリング機能は、どのフライトモードでも利用でき、飛行中いつでもドローンを停止させ、その場でホバリングすることができる。障害物検知センサーはNモード使用中に有効で、障害物が検知されるとパイロットに警告し、自動的に機体を減速させる。ビジョンポジショニング システム (VPS)や機体底部の補助ライトを利用でき、スムーズな離着陸が可能。

もう一つの重要な機能であるRTH(Return-to-Home)機能は、ボタンを一度押すだけで、自動でドローンをホームポイントまで帰還させる。また、伝送信号が消失した場合にもRTHが発動する。さらに、ADS-Bレシーバーシステムは、ADS-Bトランスミッターを搭載した航空機やヘリコプターなどの有人飛行機が近くを飛行している場合にパイロットに通知する。

 

 

臨場感あふれる飛行シミュレーション体験

DJI FPV Goggles V2を装着中、パイロットはDJI FPVからの鮮明な映像を長距離からでも低遅延で見ることができる。最先端のレース用モーターを使用しているため、飛行中に高速アクションが可能で、O3伝送システムは素晴らしい信頼性を確保する。

新たに開発されたこのモーターは、最大飛行速度は140 km/h、停止した状態から100 km/hまで2秒で加速する。さらに進化した伝送技術O3伝送システムは、伝送距離10 km(日本向けの最大伝送距離は6km)1、デュアル周波数自動切替(日本国内は2.4 GHz帯のみ対応)、50 Mbpsの高ビットレート、最先端の耐干渉機能に対応し、信頼性の高いフィードを伝送。

2019年に発表したHD伝送システムと同じ技術を使用し、低遅延で鮮明な映像をゴーグルに伝送する。パイロットは以下の表示オプションから選択することができる。

・高品質モード:142°のFOVで60fps、または150°FOVで50 fpsの1440×810p動画を表示。このモードでは、遅延は40 ms以下。

・ 低遅延モード:高フレームレートのシネマティックな映像を楽しみつつ、遅延時間は28 ms以下。142°FOVで120 fps、または150°FOVで100 fpsの1440×810pの動画を表示。

・オーディエンスモード:パイロットの見ている映像を、最大8台まで接続しているゴーグルと共有できるため、周囲のオーディエンスも一緒にスリリングな飛行を体験できる。

 

優れた飛行性能と、美しい撮影映像

DJI FPVは、120 Mbpsでの4K/60fps動画撮影に対応しているカメラが1軸ジンバルに搭載されているため、複雑な動きをしているときでも安定性を維持しつつ、垂直にカメラを回転させ、ユニークな角度で撮影することもできる。

また、RockSteady映像ブレ補正により、滑らかな映像を撮影し、動きの速いシーンを撮影するときでも歪みを低減する。高度な歪み補正ソフトウェアにより1 DJI FPVの最大伝送距離は10 kmで、これは障害物や電波干渉がなく、FCC準拠の場合の値となる。MIC(日本)での最大伝送距離は6 kmで、最大飛行距離の仕様は、無線の接続強度とレジリエンス(復元力)を踏まえた概測となる。

FPV映像でありがちな歪みを補正し、魚眼レンズ撮影のような外観になるのを防ぐ。また、パイロットは1080p/120 fpsの4倍スローモーション動画を撮影することができるため、印象的な瞬間を細部まで鮮明に再現できる。さらに、撮影した映像はH.265またはH.264フォーマットで保存できるため、メモリーカードの容量を節約できると同時に、圧縮しても高画質のまま保存することができる。

 

航空局の承認が必要

多くの国・地域では、FPVゴーグルを装着しながらドローンを飛行させる場合、補助者を設け、空域や周辺に危険がないか監視してもらう必要があり、日本国内においては屋外でゴーグルを使用しての飛行は目視外飛行になり、国土交通省航空局からの飛行の許可・承認を取得する必要がある。

 

◉製品情報
https://www.dji.com/jp/dji-fpv

DJI JAPAN株式会社
https://www.dji.com/jp