DJIは、操縦アプリからインターネット通信を停止できる「ローカルデータモード」を開発していることを発表した。このモードにより、機密性の高い業務を行う重要なフライトでのプライバシー保護を強化できる。
DJIの操縦アプリは、飛行に関連する地域の地図やジオフェンシングデータ、正しい無線周波数や電力要件などの情報を取得するため、定期的にインターネット経由で通信を行っている。ローカルデータモードを有効にすることにより、DJIの操縦アプリはインターネット経由でのデータの送受信を停止し、飛行中に生成されたデータのプライバシー保護をより一層強化できる。
ローカルデータモードでは地図やジオフェンシング情報、新たに発行された飛行制限情報、ソフトウェアの更新がされないため、ある部分においてはパフォーマンスの制限も起こりうる。だが、重要度の高いインフラ点検や秘匿性の高い商業取引、機密性の高い政府関連業務での重要なフライトにおいて、データの保護レベルを向上させるのに有効だ。
ローカルデータモードの開発はすでに数ヶ月間行なわれており、数週間のうちにDJIアプリの今後のバージョンに搭載予定。DJI GO、DJI GO 4、DJI XT PRO、DJI PILOT、GRAND STATION PRO などのアプリに順次搭載される。
(地域の規制や要件のためにインターネットの接続が必要と推奨される場合には、ローカルデータモードが利用できない場合がある。)
DJI JAPAN 株式会社
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