キヤノンは9月5日、CINEMA EOS SYSTEMの新製品として、EFシネマレンズCN-35mm T1.5 L Fを発売すると発表した。


待望の標準レンズが登場


CN-E35mm.jpg
キヤノン
CN-E35mm T1.5 L F
462,000円(税込)
2013年12月上旬発売
 4Kカメラにも対応するEFシネマレンズの新製品。なぜ35mmなのかというと映画の現場ではスーパー35mmの撮像素子を採用するカメラが多く使われており、実際の焦点距離は表記の1.6倍となる。今まで50mmはラインナップしていたが、スーパー35mmでは約80mm相当になってしまい、標準レンズとして使用できるのはフルサイズセンサーのカメラに装着した場合だけだった。今回35mmのレンズが登場したことでスーパー35mmカメラで標準レンズとして使用できるレンズが揃ったことになる。
 シネマレンズならではの魅力でもある無段階絞りはもちろん、フォーカス操作角も300°ときめ細かいフォーカシングに対応できる。また、11枚絞り羽根を採用し、柔らかく美しいボケ味を実現する。さらに、電子接点も搭載し、カメラに焦点距離やF値を記録できるだけでなく2014年のファームアップで周辺光量補正にも対応する予定。
◆製品情報
http://cweb.canon.jp/cinema-eos/lineup/ef-cinemalens/cn-e35t15/index.html