富士フイルム株式会社は、GFXシリーズ用交換レンズのラインアップとして、『フジノンレンズ GF55mmF1.7 R WR』9月28日に発売する。価格は、402,600円(税込)。

『GF55mmF1.7 R WR』は、標準55mm(35mm判換算:44mm相当)の焦点距離を持つ、開放F値1.7の大口径単焦点レンズ。ラージフォーマットがもつ豊かな描写力と、大口径を生かした大きく美しいボケにより、被写体を浮き立たせたメリハリのある表現が可能。また、焦点距離が「GFXシリーズ」を象徴するラージフォーマットセンサーの対角線の長さ55mmと同じで、人間の視覚に近いため自然な遠近感を得られる。

EDレンズ2枚と非球面レンズ2枚を含む10群14枚のレンズ構成を採用。非球面レンズを最適に配置するとともに、その非球面レンズ1枚とEDレンズ2枚を含む8枚のレンズをフォーカスレンズ群に使用したことで、フォーカスによる各種収差(色収差・球面収差・コマ収差)の変動を抑え、大口径レンズならではの柔らかく美しいボケ味と高い解像性能を実現。

 

美しいボケ味と高い解像性能を実現 

・EDレンズ2枚と非球面レンズ2枚を含む10群14枚のレンズ構成を採用。大口径レンズならではの柔らかく美しいボケ味を実現。

・超高精度な非球面レンズを絞りの後ろに配置することで、球面収差を最適化して後ボケを柔らかくしました。さらに、レンズ後方部にもう1枚の非球面レンズを配置することで、周辺まで高い解像性能を実現。

・フォーカスレンズ群に非球面レンズ1枚とEDレンズ2枚を含む8枚のレンズを贅沢に使ったことで、フォーカス範囲全域で高い解像性能を実現。柔らかく美しい輪郭のボケを生み出す。

・シネマレンズにも使用される、収差低減効果の高い高屈折率レンズを前玉部とフォーカス群にそれぞれ1枚ずつ使用。球面収差などを抑制し、ピント位置に関わらず高い解像性能を実現。

・円形に近い絞り形状を実現する11枚羽根絞りを「GFレンズ」で初めて採用。開放から少し絞った位置でもボケの円形度を高め、幅広いシーンで美しいボケ味を楽しめる。

 

標準域で大口径を生かした自由な撮影が可能 

・標準55mm(35mm判換算:44mm相当)の焦点距離を備え、シーンを問わず使用できる。また、開放F値1.7の大口径を生かし、被写体を際立たせるポートレート撮影や、何気ない日常を切り取るスナップ撮影、被写体と背景との関係性を捉えたストリート撮影などを楽しめる。

 

進化したDCモーター駆動により、被写体を素早く正確にとらえるAF機能を搭載 

・10群14枚のレンズを精密にコントロールするDCモーターを採用。高度なピント合わせが求められるシーンにおいても、被写体を素早く正確にとらえることができる。

 

防塵・防滴・-10℃の耐低温構造などを採用し、高い実用性を発揮

・鏡筒の9箇所にシーリングを施した防塵・防滴・-10℃の耐低温構造を採用。小雨や埃が舞うアウトドアの環境下でも安心して使用できる。

・超高精度な非球面レンズの採用と最適なレンズ配置により、開放F値1.7の大口径レンズながら質量約780g・全長約99.3mmを実現。

 

 

主な仕様

レンズ構成:10群14枚(非球面レンズ2枚、EDレンズ2枚)
焦点距離:f=55mm(44mm)
画角:52.9˚
最大口径比(開放絞り):F1.2
最小絞り: F22
羽根枚数: 11枚(円形絞り)
最短撮影距離:0.5m
最大撮影倍率: 0.17倍
外形寸法:最大径×長さ(約)Ø94.7mm x 99.3mm
質量 : 780g
フィルターサイズ:Ø77mm

 

 

 

◉製品情報
https://fujifilm-x.com/ja-jp/products/lenses/gf55mmf17-r-wr/

富士フイルム会社
https://fujifilm.jp/index.html