富士フイルム株式会社は、同社初の映像制作用カメラ『FUJIFILM GFX ETERNA(エターナ)』の開発を11月12日に発表した。2025年中の発売を目指すとしている。なお、2024年11月13日~11月15日に開催の「InterBEE 2024」にて『GFX ETERNA』を参考展示する。
『GFX ETERNA』は、同社の映像制作現場での知見・経験と「GFXシリーズ」の技術を結集した、当社初の映像制作用カメラ。35mm判の約1.7倍となるラージフォーマットセンサー「GFX 102MP CMOS II HS」と高速画像処理エンジン「X-Processor 5」を搭載。階調豊かで立体感のある映像表現に加え、自由度の高いポストプロダクションが可能としている。
『GFX ETERNA』に採用の「GFX 102MP CMOS II HS」「X-Processor 5」は、1億2百万画素により異次元の高画質を実現するミラーレスデジタルカメラ「FUJIFILM GFX100 II」に搭載の最新デバイス。
「GFX ETERNA」という製品名には、「永遠に残る傑作・名作を生み出す、映像制作新時代の担い手になる」という想いが込められているという。ラージフォーマットセンサーを生かした階調豊かで立体的のある映像表現や、大量の撮影データの高速処理、自由度の高いポストプロダクションで、映像制作に新たな価値を提供していくとしている。
現在、同社は「GFX ETERNA」とあわせて、同カメラに最適化されたパワーズームレンズ(実焦点距離32-90mm相当)や、多くの映像制作で使用されているPLマウントレンズを使用可能なマウントアダプターの開発中だという。
本格的な映画に加えて、短編映画やドキュメンタリー、ウェブ動画などの制作需要が拡大する中、映像制作現場では高品質な映像を短期間・低コストで制作したいというニーズが高まっており、「GFXシステム」を充実させる製品ラインアップの拡充を通じて、幅広い分野での高品質かつ効率的な映像制作に貢献していくとしている。
富士フイルム会社
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