GoPro は、アクションカメラの最新モデル『HERO12 Black』を発表した。ラインナップと価格(すべて税込)は以下のとおり。

・HERO12 Black:62,800円
・HERO12 Black + Maxレンズモジュラー2.0:75,600円
・HERO12 Black + アクセサリーセット:70,800円

 

 

『HERO12 Black』は、「HERO11 Black」の後継機種。再設計した電源管理システムで従来機と比較して最大2倍の撮影可能時間を実現。5.3K/60p、4K/120p、2.7K/240pの撮影に対応。また、5.3Kおよび4KビデオもHDRに対応。さらに、Apple AirPodsなどのBluetoothオーディオデバイスに対応するほか、進化したHyperSmooth 6.0ビデオブレ補正を搭載。

また、新しいアクセサリー「Maxレンズモジュラー2.0」を使用することで、視野角177度を4K60で実現。Maxレンズモジュラー2.0を使用すると、Max Wide 、Max SuperView (マックススーパービュー)、そして抜群の臨場感を生み出す新しいMax HyperView (マックスハイバービュー) という3種類の視野角設定でビデオや写真を撮影できる。

HERO12 Blackの広大な8:7センサーをフル活用し、ワイドスクリーン撮影時は36%ワイドに、縦向き撮影では縦の視野角が48%広がる (HER012 Blackの標準レンズとの比較)。

Maxレンズモジュラー2.0に採用されているガラスは、従来製品と比べて傷への耐性が2倍にアップして。撥水性レンズコーティングを施しているため、水滴を弾くほか、耐久性にも優れている。

 

HERO12 Blackの新機能

・最大2倍の撮影可能時間:電源管理システムが大幅に改善され、5.3K60 (HERO12 Blackの最高パフォーマンス設定)で70分、5.3K30で95分以上、1080p30で155分以上の連続録画が可能(いずれもHyperSmooth 6.0ビデオブレ補正がオン)。

・ハイダイナミックレンジ (HDR):5.3Kおよび4KビデオもHDRに対応。

・5.3K解像度と8倍スローモーション:5.3Kの動画撮影や、最大2.7Kの解像度で、8倍スローモーションの撮影が可能。最大24.7メガピクセルで画像を切り出せるほか、27メガピクセルの写真撮影もできる。4Kビデオを最大120フレーム/秒で撮影すれば、4倍スローモーションが可能。

・Maxレンズモジュラー2.0アクセサリーによる広角映像:ワイドスクリーン撮影時は36%ワイドに、縦向き撮影では縦の視野角が48%広がる。従来製品と比べて傷への耐性が2倍にアップしており、撥水性レンズコーティングを施しているため、水滴を弾くほか、耐久性にも優れている。

・Apple AirPodsなどのBluetoothデバイスの使用を想定し、ワイヤレスオーディオに対応:Bluetoothデバイス (Apple AirPods、イヤホン、ヘッドホン、マイクなど)を使って音声をHERO12 Blackに直接取り込めるようになった。Vlogやナレーションはもちろん、HERO12 Blackを離れた場所から音声コマンドで操作するシーンにも便利。

・8:7アスペクト比:1/1.9インチセンサーにより、市場トップクラスの汎用性を発揮。広大な8:7アスペクト比で撮影し、そのまま使用することも、縦向き9:16、ワイドスクリーン16:9、トラディショナルな4:3にクロップすることもできる。8:7アスペクト比がすべてのビデオ解像度で利用可能になったほか、TimeWarp (タイムワープ)、タイムラプス、ナイトラプス、すべてのナイトエフェクトモードとも併用可能。

・縦向き撮影モード:横向きにマウントしたままでも縦向きのビデオを撮影し撮影可能。

・エミー賞受賞のビデオブレ補正と360°水平ロック:HyperSmooth 6.0には、必要に応じてビデオブレ補正を自動的に発動する次世代の自動ブースト機能が採用されている。クロップマージンが最小限に保たれ、ユーザーはクロップレベルの切り替えを感じることがほとんどないという。リニア + 水平ロックのデジタルレンズと併用すれば、360°カメラが回転するようなシーンでも水平を維持できる。Maxレンズモジュラー2.0の使用時には、すべてのレンズ設定でこの機能がつく。

GP-Logと各種LUT:GP-Logと各種ルックアップテーブル (LUT) により、プロユーザーにとってはポストプロダクションでの編集やカラーグレーディングでの柔軟性が向上。

・GoProだけのHyperView超広角レンズ設定:HERO12 BlackのHyperViewデジタルレンズは、臨場感あふれる広角ビデオの新たな基準となる。オプションのMaxレンズモジュラー2.0を使用すると、さらに広角のMax HyperViewも選択できる。

・シンプルになったカメラコントロール:高い利便性を求めるユーザー向けの「イージーコントロール」が進化し、高度なコントロールと効率を求めるアドバンスドユーザー向けの「プロコントロール」もさらに洗練された。

・静止画でのナイトエフェクト:ライトペインティング、ライトトレイル、スタートレイルでは、ボタンを押すだけで簡単にプロレベルの撮影が可能。

・新しいパワーツール:ビデオと写真をユニークな方法で撮影できるパワーツールセットに、インターバル撮影が加わった。インターバル撮影では一定の間隔で写真を撮影。間隔は0.5秒から120秒まで設定できる。

タイムコード同期:HERO12 Blackカメラを何台でもシンクロして、Final Cut ProやAdobe Premierなどの主要なアプリケーションで簡単に編集できる。

・1/4-20マウント:HERO12 Blackのマウントフィンガーに他マウント用1/4-20ネジ穴が組み込まれた事により、標準的なカメラマウントやアクセサリーも利用でるようになる。

・クラウドへの自動アップロード、自動編集 + 容量無制限のバックアップ:カメラの充電中にGoProクラウドアカウントにコンテンツを自動アップロードする、GoProサブスクユーザー向けの機能。アップロードが完了すると、自動作成されたハイライトビデオが届く。GoProクラウドアカウントには、すべてのGoPro映像をオリジナルの品質のまま、容量無制限でアップロードできる。

・耐久性、汎用性、信頼性:HERO12 Blackは、ハウジングを装着しない場合でも水深10mまでの防水性を備えている。

 

・Apple AirPodsなどのBluetoothオーディオデバイス (イヤホン、ヘッドホン、マイクなど)に対応。Vlogやナレーションはもちろん、HERO12 Blackを離れた場所から音声コマンドで操作するシーンでも活躍

GP-Logと各種LUTにより、ポストプロダクションでカラーグレーディングなどの柔軟性が向上

ワイヤレスのタイムコード同期機能を使えば、HERO12 Blackカメラを何台でも同期させることが可能。Final Cut ProやAdobe Premierなどの主要な編集アプリを使ったマルチカメラ編集が容易に

最適化されたエンコーディングにより、画質を落とすことなくファイルサイズが縮小

・操作がよりシンプルになり、カメラを横向きに固定したまま縦長の9:16アスペクト比でビデオを撮影できる新しい専用モードを追加。

 

 

新しいマウント:延長ポール + 防水リモートシャッター

GoProは、122cmの延長ポールを新たに発売する予定としている。畳むとわずか25cmになり、HERO12 Blackの新しいマウント用1/4-20ネジで固定できる。マウントフィンガーも付属しており、GoProの全カメラに対応。

新しい延長ポールには、着脱式で防水のBluetoothâリモートシャッターが付属。ポールを完全に伸ばした状態でも、HERO12 Blackのシャッターを容易に操作できる。新しいリモートコントローラーは、HERO12 Black、HERO11 Black、HERO11 Black Mini、HERO10 Blackに対応。

 

GoProサブスクションユーザーにデスクトップ版のQuik

GoProはソフトウェア体験の拡大にも努めており、GoProサブスクユーザーには新しいQuikデスクトップアプリが無料提供される。Quikデスクトップは、Quikモバイルアプリのスピードと利便性をデスクトップユーザーに届けるとともに、パソコンの処理能力と大きな画面を活かした追加機能も提供するとしている。

QuikデスクトップとQuikモバイルのアプリを同期させれば、一方のアプリで開始した編集プロジェクトに他方のアプリからもスムーズにアクセスできるため、利便性と柔軟性が最大限にアップします。Mac版のQuikデスクトップは11月1日に、Windows版は2024年夏に公開されるとしている。

 

 

◉製品情報
https://gopro.com/ja/jp/

GoPro
https://jp.gopro.com/