パナソニックシステムネットワークス株式会社は、今年4月のNABで展示したコンパクトなライブスイッチャーとリモートカメラシステム「50シリーズ」を正式発表した。


 今年のNABで発表され話題になった、パナソニックのHD-SDIスイッチャーが正式発表された。価格は期待されたとおり、これまでの放送用とは一線を画し、業務市場、ブライダル、教育市場を意識したもの。
 「50シリーズ」と名づけられ、スイッチャーとリモートカメラのセットで使うこともできるし、スイッチャー単体、リモートカメラとコントローラーのセットのみで使うこともできる。また、カメラを複数台用意してIPネットワークでコントロールするといった運用も可能になる。
 まず、スイッチャーだが、これまでにないコンパクトなもの。標準でHD-SDI入力5系統、出力3系統を備え、1台のモニターにプログラム映像(PGM)、プレビュー映像(PVW)、入力映像信号などを4、5、6、9、10分割から選択して同時表示ができる。入出力はSDIビデオ以外に、DVI-Dを入力1、出力1を意する。
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コンパクトライブスイッチャー
AW-HS50
472,500円

 基本的に音声は別だが、SDIに重畳されたエンベッドオーディオ信号のレベル表示は可能。PinPバス/AUXバスでの素材切り替えをミックストランジションで行えるバストランジション機能、13パターンのワイプ、クロマキーなど、コンパクトなボディながら、最低限の機能は備えている。
 リモートカメラコントローラーRP50とは、LANケーブルでIP接続し、コントローラーが取得したカメラ設定情報をAUX出力やマルチビュー画面に表示可能。タリー情報もRP50に送信できる。
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リモートカメラコントローラー
AW-RP50
252,000円

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HDインテグレーテッドカメラ
AW-HE50S(SDIモデル)
588,000円

AW-HE50H(HDMIモデル)
367,500円

 RP50はHE50Sとの組み合わせでパン、チルト、ズームなどカメラ調整機能を簡単操作が可能。ディテールやホワイトバランスの調整も、RP50のLCDメニューから行える。リモートカメラはハブを通して最大100台まで制御できる。
HDインテグレーテッドカメラの発売は6月、
ライブスイッチャーとコントローラーの発売は7月の予定。
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