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5月9日、東京・目黒のイメージスタジオ109のM5スタジオにて、KPI(ケンコー プロフェショナル イメージング)が主催するデドライトを用いた「ビデオ取材のライティング」セミナーが行われた。講師には英BBC Ealing Film Studioに13年間務めた撮影監督Jonathan Harrison氏を迎え、いかに短時間で実用的な照明セッティングをするかというテーマのもと、実演を中心に約3時間程の講義が行われた。


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会場は約55坪の白ホリゾントスタジオでプロのカメラマンや照明マンなど映像制作者、約30名程が参加。右の写真が講師を務めたHarrison氏。
氏によれば最近の撮影の仕事は時間、予算共に厳しいケースが増えており、その中でもクオリティを保つためにデドライト製品は有効だという。デドライトは一般的な照明機材と比較してサイズが小さく軽量、ホットスポットのないクリアな光が特徴。今回のセミナーではHarrison氏が実際に使用してよかったものや便利だったものを紹介すると共に光のコントロール方法を実演した。
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ライティングは基本的な3点ライティング、二次元の世界に立体感を与えるように照明をセットしていく。
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キーライトにはフォトフレックスのスターライトを使用。ランプが改良されており1キロワットランプで従来の2キロワット程度の明るさが得られるという。外側とその内部の2枚のデュフューザーにより、光が一部のみ強くでてしまうホットスポットを防ぐ仕組み。ライト前面にソフトグリッド(写真左)をかけることにより背景へ当たる光を落としている。
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フィルライトには150ワットのライトヘッドDLH4を使用。これにデュフューザーをかませて光を柔らかくしている。バックライトにも同様のDLH4を使用、フレキシブルなアームと組み合わせてカメラに映りこまないようにセットした。
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左がキーライト1灯のみ、右が三点ライティング時。人物が浮かび上がってくる立体感がある。
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デドライト製品の特徴も説明。DLH4は頑丈だといって、点灯したまま水の入ったポリバケツに入れるHarrison氏。防水仕様ではないのだが丸洗いぐらいは大丈夫だという。またライトヘッドを脚で蹴るアピールも行われた。写真右は500ワットのフレネルランプとの比較。左がフレネルランプで右がデドライトDLH4、デドライトのほうがワット数が低いにも関わらず、ほぼ同等の明るさが得られる。ホットスポットもなく均等に光が出ているのが分かる。
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次にデドライトの大きな特徴となるのがゴボという光の形をさえぎったり、透過するガラス素材で光の演出ができるフィルターが紹介された。ゴボには色々な種類が用意されており、ライト前面につけることにより、下のように様々なシーンを演出できる。
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デドライト製品に関する問い合わせ:KPI●03-5988-7358