メインブースでも新製品のデジタルシネマカメラEVA1を大々的にアピールしたパナソニック。今年初めて設けられたMEET-UPというコーナーでは、それをアレンジするかたちで周辺機材と組み合わせた展示を見せていた。というのも、EVA1にはEVFそのものがなく、液晶パネル自体もやや見にくいという声が寄せられていたため、実際の運用に即した提案をこちらでしていた。

まず、映画関係の機材レンタル会社の三和映材社が提案するスタイルがこれ。

バッテリーはVマウント及び外部電源入力のCANON4ピンを使って電源供給。EVFパネルにはフードを装着し(製品に付属)、別にモニターも用意した。レンズはPLマウントはシネレンズ。

ここまでくるとかなり本格仕様という感じで、さらにEVFの弱点を補うために、Varicam用のEVFを装着するスタイルも考えられる。ただし、このEVFはEVA1と近い価格なので購入という点では現実的ではないかもしれないが、Varicamのサブカメラという使い方であれば、レンタルの現場ではあり得るかもしれない。

付属の液晶モニターには、フードもないのだが、(折りたたみ式のフードが付属していました)その液晶にかぶせるかたちでの跳ね上げ式のEVFも装着されていた。これは他社のものを改造して装着したものだという。ただこれをつけると、重みで標準のパーツでは下がってきてしまうので、上からアームで支える必要がある。

サードパーティとしては、DSLRやシネマカメラの周辺機器を数多く出しているZACUTOから、EVA1用ZファインダーリコイルProが早くも登場する。基本構成としては、EVA1用Zファインダー(3インチロッド&ロッドマウント)、EVA1用Zグリップトリガー、VCTProベースプレート、EVA1用トッププレート、ZレールAxisマウントとなっている。価格は214,500円。以下の写真はZファインダー部のアップ。