パナソニック株式会社は、ミラーレス一眼カメラ LUMIX『DC-S5IIX』を6月下旬より発売する。価格はオープンで、市場想定価格はボディ本体が274,000円前後、Kキット(LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6が付属)が306,000円前後、 Wキット(LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6 +LUMIX S 50mm F1.8が付属)が334,000円前後(ともに税込)。
『DC-S5IIX』は、同日初発表されたLUMIX『DC-S5II』の動画性能が向上したモデル。同機種ともに、演算性能が約2倍でバッファメモリが約4倍(DC-S5比)となる新ヴィーナスエンジンと新開発の24.2M イメージセンサーを搭載。違いとして、『DC-S5IIX』は動画RAWデータ出力に標準対応(『DC-S5II』はファームアップ後に有償対応)。ほか、USB-SSD記録、ALL-Intra動画記録、ProRes動画記録、無線/有線 IPストリーミングなどが可能に。
デザイン面でも違いがあり、『DC-S5IIX』はロゴなどブラックを基調とした配色になっている。
以下は『DC-S5II』と同様。イメージセンサーは、LUMIX初となる像面位相差AFに対応する。これによりリアルタイム認識AFの性能が向上し、動体の追従性能が高まっている。さらにイメージセンサーの撮像領域のほぼ全域をカバーする779点の測距点を配置している。
像面位相差AFと認識AFによるリアルタイム認識AFは、あらゆるシーンで活躍。被写体がカメラに向かってくるシーン、複数の被写体が存在するシーン、夕暮れなどの逆光シーン、低照度シーン、イルミネーションなどの点光源を含むシーン、商品レビューをするシーンなどでAFの進化を感じられるだろう。
動画性能も進化。新たにC4K 60p/50p 4:2:2 10bit 無制限記録、6K 30p/25p 4:2:0 10bit記録が可能。さらに新エンジンにより3Dノイズリダクションも進化。加えてリアルタイムLUTも可能に。シーンに合わせた複数のLUTをカメラに読み込み、記録することで撮影後の編集作業を効率化する。
手振れ補正は、これまでの手振れ補正テクノロジーに加え、歩き撮りに強いアクティブI.S.を搭載。動画撮影時に発生する手ブレ状態を判断し、水平・垂直・回転方向の補正割合を最適化。手振れ補正ユニットの能力を最大限か強できる制御を実現する。具体的には、『DS-S5』比で焦点距離20mmにおいて約200%の大ブレまで補正可能。これにより臨場感ある視線で滑らかな映像表現を可能にする。
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