シネマカメラを搭載できるペイロード

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 DJIはプロ向けの空撮用ドローン「Matrice 600(M600)」を同社直販サイトで発売した。価格は52万円。M600はペイロード(最大積載重量)が6kgで同時に発表されたシネマカメラを搭載できるブラシレスジンバルRonin-MXを専用のアタッチメントで取り付けることができる。
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▲M600への搭載可能ジンバル。
 M600はDJIインテリジェントフライトバッテリー6つを装着してフライトさせる。バッテリーはあえて、小型にすることで航空機への持ち込み荷物としても運べたり、交換が容易設計されており、フライト可能時間は6kgのペイロード時で15分、同社のカメラ一体型ジンバルユニットX5R装着時は35分となっている。
 M600の推進システムは防塵設計で、耐久性も向上している。また、モーターが能動的に冷却されるため仕組みを採り入れることで、信頼性の高い飛行を実現するという。ランディングギアは格納式となっており、360度パンで撮影することができる。カメラ映像や露出操作は、専用アプリDJI GOで行う。DJIの無線映像伝送システムLightBridge2を搭載することで、FPVはもちろん、1080/60pでのライブストリーミング配信にも対応できる。

新設計のA3フライトコントローラーを搭載

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 A3フライトコントローラーは電子速度制御により、飛行時の安定性が向上。POIやフォローミー、ウェイポイントなどのインテリジェントフライトモードにも対応する。GPSやGLONASS等の全地球型測位システム・GNSSユニット3個とIMU(慣性計測装置)3台を搭載するA3 Proシステムにアップグレードにも対応できる。
 A3のGNSSシステムは、オプションで磁気干渉にも耐えられるDJIリアルタイムキネマティック技術(RTK技術)にもアップグレードすることができ、cm単位の正確な位置調整を実現するという。
 

Matrice600の紹介動画


●製品情報
http://www.dji.com/jp/product/matrice600
●ニュースリリース
http://www.dji.com/jp/newsroom/news/m600