▲写真左から『SIGMA 24mm F3.5 DG DN』『SIGMA 35mm F2 DG DN』『SIGMA 65mm F2 DG DN』
株式会社シグマは、フルサイズミラーレス一眼対応の「Iシリーズ」を発表した。対応マウントは、LマウントとソニーEマウントで、『SIGMA 24mm F3.5 DG DN』『SIGMA 35mm F2 DG DN』『SIGMA 65mm F2 DG DN』の3製品。発売日と価格(すべて税別)は以下の通り。
『SIGMA 24mm F3.5 DG DN』:2021年1月22日発売、67,000円
『SIGMA 35mm F2 DG DN』:2020年12月18日発売、78,000円
『SIGMA 65mm F2 DG DN』:2021年12月18日発売、89,000円
Iシリーズは、ミラーレスシステムに新たな価値を提案するフルサイズ対応のレンズシリーズ。アルミ切削加工ならではの美しい仕上げでシネマレンズを彷彿とさせるデザイン。仕上げの美しさにこだわったローレット加工や着脱性にもこだわった金属製のフード、操作感を追求したマニュアルリングや絞りリングなどシグマのビルドクオリティが特徴。
また、3製品には通常のプラスチック製キャップに加え、専用のマグネット式メタルキャップが付属する。この専用キャップは磁力式で、レンズ前面にぴたりと収まる。さらに別売のマグネット式メタルキャップフォルダーを使用すれば、ベルトやバッグのストラップにキャップを取り付けて持ち運ぶことが可能。
▲Iシリーズ専用のマグネット式メタルキャップ(写真左)、マグネット式メタルキャップフォルダー(写真右)
SIGMA 24mm F3.5 DG DN
24mm F3.5 DG DN | Contemporaryは、中心から画面周辺部までの高い解像力により、24mmの画角を最大限に活かした広角撮影が楽しめる。最短撮影距離約10cm、最大撮影倍率1:2という特長から、遠方の風景からテーブル上でのクローズアップ撮影まで自由な撮影を楽しむことができる。
美しく素直なボケ味に加え、画面周辺でも円形に近い丸ボケが得られるため、被写体に接近しつつ背景は大きくぼかすといった、テーブルフォトからスナップまで多彩な場面で役立つ表現が可能。
ミラーレスシステムに最適化させた最新の光学設計技術と、高度な加工技術が可能にする高精度グラスモールド非球面レンズ、そしてSLDガラスや高屈折率ガラスの適切な採用により、高い光学性能とコンパクトさの両立を実現。さらに、静粛かつ高速なステッピングモーターによるスムーズなフォーカス駆動は動画撮影にも適している。
【主な仕様】
レンズ構成:8群10枚(SLD1枚、非球面レンズ3枚)
画角:84.1°
絞り羽根枚数:7枚(円形絞り)
最小絞り:F22
最短撮影距離:10.8cm
最大撮影倍率:1:2
フィルターサイズ:φ55mm
最大径×長さ:φ64mm×48.8mm(Lマウント)、φ64mm × 50.8mm(ソニー Eマウント)
質量:225g(Lマウント)、230g(ソニー Eマウント)
◉製品情報
https://www.sigma-global.com/jp/lenses/cas/product/contemporary/c021_24_35/
SIGMA 35mm F2 DG DN
35mm F2 DG DN | Contemporaryは、開放F値2.0という明るさにおける最高レベルの光学性能と、ミラーレスシステムとのバランスの良いボディサイズを両立。
明るいレンズで特に気になる軸上色収差をSLDガラスで補正しつつ、高屈折率ガラスを最適に配置することでレンズ枚数を抑制しながら諸収差を良好に補正。さらに、高精度のグラスモールド非球面ガラスを3枚使用することにより、球面収差と像面湾曲を補正。加えてフォーカス時の収差変動を抑制している。
最新の光学設計とそれを形にする高度な加工技術により、中心はもちろん画面周辺部まで均一かつ高い解像力を実現。さらにサジタルコマフレアまでも良好に補正しているので、星景写真撮影にも対応できるほどの高いレベルの描写力を誇る。
【主な仕様】
レンズ構成:9群10枚(SLD1枚、非球面レンズ3枚)
画角:63.4°
絞り羽根枚数:9枚(円形絞り)
最小絞り:F22
最短撮影距離:27cm
最大倍率:1:5.7
フィルターサイズ:φ58mm
最大径×長さ:φ70mm×65.4mm(Lマウント)、φ70mm × 67.4mm(ソニー Eマウント)
質量:325g
◉製品情報
https://www.sigma-global.com/jp/lenses/cas/product/contemporary/c020_35_2/
SIGMA 65mm F2 DG DN
65mm F2 DG DN | Contemporaryは、開放F値2.0という明るさにおける最高レベルの光学性能と、ミラーレスシステムとのバランスの良いボディサイズを両立。
中望遠で目立ちやすく、かつカメラ側での補正が効かない軸上色収差はSLDガラスを採用することにより徹底的に補正し、キレのある描写を実現。さらに2枚のグラスモールド非球面レンズは、球面収差やコマ収差、非点収差の補正、そしてレンズ構成全体の小型化に寄与している。最新の光学設計技術とそれを実現させる高度なレンズ加工技術が、高い光学性能とコンパクトさの両立を可能にしている。
球面収差をコントロールすることで得られた美しいボケ味に加え、口径食も抑制しているため、気になるレモン型や渦巻状のボケが抑えらる。さらに、同社基準の徹底したゴースト・フレア対策により、高い逆光耐性も有する。
【主な仕様】
レンズ構成:9群12枚(SLD1枚、非球面レンズ2枚)
画角:36.8°
絞り羽根枚数:9枚(円形絞り)
最小絞り:F22
最短撮影距離:55cm
最大撮影倍率:1:6.8
フィルターサイズ:φ62mm
最大径×長さ:φ72mm×74.7mm(Lマウント)、φ72mm × 76.7mm(ソニー Eマウント)
質量:405g
◉製品情報
https://www.sigma-global.com/jp/lenses/cas/product/contemporary/c020_65_2/
◉Iシリーズコンセプトムービー
◉Iシリーズ
https://www.sigma-global.com/jp/lenses/cas/special/i-series/
株式会社シグマ
http://www.sigma-global.com/jp