ソニーは、CineAltaカメラ『BURANO』のライブ運用やスローモーション撮影など大幅に機能強化するファームウェアロードマップを発表した。「Ver.1.1」は6月25日、「Ver.2.0」は2025年3月以降提供予定。

Ver. 1.1

新機能と改善点
・S700プロトコル(Ethernet接続)に対応しソニー製リモートコントロールパネル(RCPシリーズ)からリモートコントロール可能
・アナモフィックレンズ使用時の1.5倍デスクイーズ表示機能追加
・マルチマトリクス補正機能使用時、調整色範囲を表示する機能を追加
・「Monitor & Control」 (Ver. 2.0.0)との組合わせ時の画質・遅延改善、マルチカメラモニタリング機能(最大4台、iPadOS 16.0以降必須)Waveform/Zebra/False Color/Histgram表示機能追加などの対応

Ver. 2.0

新機能と改善点
・新しいイメージャースキャンモードの追加

Image Scan ModeShooting Frame Rate
Full Frame Crop3.8K 16:9最大 120fps
Super 354.3K 4:3 (アナモフィック用途)最大 60fps
Super 351.9K 16:9最大 240fps

・XAVC収録時のSDI出力に外部出力におけるカメラステータスを表示できるようにように改善
・外部出力におけるカメラステータス表示のレイアウト変更 (撮影映像に重ねて表示していたものを、重ならない表示に変更)S&Q HFRにおける選択可能なfps追加 (66, 72, 75, 88, 90, 96, 110fps)
・X-OCN 16:9 イメージャースキャンモード時 24.00fps 追加
・イメージャースキャンモード FF Crop 6K時 手ブレ補正 Active / High が選択可能に
・アナモフィックレンズ使用時の1.8倍デスクイーズ表示機能
・高輝度域の飛び・低輝度域のつぶれが見やすくなるハイ/ローキー機能の追加
・ホワイトバランスのメモリーポジションの増加(3つから8つへ)
・S-Log3選択時のVFの見え方を709相当にするガンマ表示アシスト機能を追加
・X-OCN収録メタデータへの情報追加 (ブリージング補正・手ブレ補正情報)


◉CineAltaカメラ『BURANO』
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