ソニーは、ショットガンマイクロホン『ECM-778』を8月8日より発売する。価格は163,900円(税込)。

『ECM-778』は、モノラルかつハイレゾに対応するフラッグシップモデルで、臨場感ある高音質収録を小型軽量サイズで実現。マイクブームポールへの取り付けや、対応するカメラへの装着が可能で、多様な音声収録環境で活用できる。

新開発のマイクカプセルと真鍮削り出しの音響管に、音質に徹底的に配慮した電気回路基板を組み合わせることで、不要な響きを抑えたクリアな高音域と安定感のある中低音域の高音質収録を実現。20kHz以上の可聴帯域を超える高音域まで収録できるハイレゾ対応で、人の声、環境音、自然音、楽器演奏など幅広い音域を含む場面でも、明瞭で空間的な広がりのある音声収録が可能。

音波の干渉効果を活用した精密な音響管設計により、収音帯域全域で側方と後方からの音声を一貫して抑圧する。この特性により、前方向の鋭指向性を実現し、収録したい音声を明確に捉えながら周囲の雑音を効果的に低減。

微細な音や高周波の振動を収音できるマイクカプセルと真鍮削り出しの音響管の組み合わせにより、マイクブームポール、オンカメラ、スタジオ設置など被写体との距離が異なるさまざまな収録環境でも一貫した音質を実現。

クリアな音質を実現するために信号経路にフィルムコンデンサと金属皮膜抵抗を採用したほか、ノイズを低減するために電源回路に小型化と高容量を両立する導電性高分子アルミ固体コンデンサを採用。さらに、アルミニウム削り出しの外装により外的振動と電気的ノイズを抑制することで、高精度な音声収録が可能。

Cinema Lineカメラ『FX6』に装着した『ECM-778』(ウインドスクリーン付)



高音質を維持しながら音響管や電気回路基板を小型化することで、全長176mmのコンパクトサイズを実現。ブームマイクとして狭い場所でも高い機動性を発揮し、演者に近づけてクリアな収音が可能。カメラ上部に設置する場合も画面への映り込みを軽減できる。


また、アルミ削り出しの外装採用と小型化により、重量はわずか102g。マイクブームポールに取り付けた際の操作性が向上し、長時間の使用でも扱いやすくなっている。XLR端子搭載カメラへの装着や、別売りのXLRアダプターキットを使用してαシリーズのカメラに装着する場合にも、カメラワークへの負担が少なく、撮影現場での機動性が高まり、多様なシーンでの収音に対応。

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狭い場所でも高い機動性を発揮し、演者に近づけてクリアな収音が可能


不要な低音ノイズを低減するローカットスイッチ搭載。マイク本体に搭載したローカットスイッチをONにすることで、風切り音や振動音を効果的に低減し、クリアで聴きやすい音声を収録できる。

ォームタイプとファータイプの2種類のウインドスクリーンを同梱、フォームタイプは軽量で取り扱いが容易なため、屋内や風の少ない環境に適している。ファータイプは防風性能が高く、屋外や風の強い環境での使用に適している。環境に応じて使い分けることで、様々な条件下でクリアな音声収録を実現。





◉製品情報
https://www.sony.jp/pro-cam/products/ECM-778/

ソニー株式会社
https://www.sony.jp/