映画・テレビの枠を超えたドキュメンタリー映像の祭典として、第10回座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバルが、2月6日(水)から開催される。会場は東京都杉並区の高円寺にある座・高円寺2。
各上映後には俳優の井浦新氏、映画監督の是枝裕和氏、松江哲明氏、諏訪敦彦氏などのトークイベントも行われる。また、最終日の2月11日(月・祝日)にはコンペティション部門入賞作品が上映される。
特集上映のテーマは「戦争とドキュメンタリー ー記憶と記録」。プログラムディレクーの山崎裕氏は、『座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバルも、10回目を迎えます。 これまで新旧の多くの刺激的なドキュメンタリーに出会ってきましたが、戦争がテーマの作品は、プログラムを選ぶうえで常に頭にありました。戦中・戦後を通じ、日中戦争や太平洋戦争に関する映画は数多く作られ、テレビでは現在も、終戦の時期に各局で特集が作られていますが、上映できたのはほんの一部に過ぎません。20世紀は“戦争の世紀”とも言われ、21世紀の今も世界のどこかで武力衝突が繰り返されるなか、ドキュメンタリーは“戦争”をどのように捉えてきたのか。今回はそのことを考え、時代や地域を超えて作品を選んでみました。』と述べている。
上映作品
「東京裁判」
「戦場のフォトグラファー ジェームズ・ナクトウェイの世界」
「Little Birds ーイラク戦火の家族たち」
「沖縄スパイ戦史」
「なぜ隣人を殺したか 〜ルワンダ虐殺と煽動ラジオ放送〜」
「戦ふ兵隊」
「沖縄のハルモニ 証言・従軍慰安婦」
「防衛フェリー 〜民間船と戦争〜」
「ベトナムから遠く離れて」
「砲弾の炸裂するなかで 〜ベイルート戦場の街〜」
「蟻の兵隊」
「人間爆弾『桜花』 ー特攻を命じた兵士の遺言ー」
「ヒロシマ ナガサキ」
「ミリキタニの猫(特別篇)」
「未帰還兵を追って <タイ編/マレー編>」
「シリーズ憲法 第9条・戦争放棄『忘却』」
「アルマジロ」
「戦場で書く〜作家 火野葦平の戦争〜」
■特集上映/コンペティション部門入賞作品
1回券前売り¥1,300|当日券¥1,500
■特別上映「東京裁判」
1回券前売り¥1,800|当日券¥2,000
■3回引換券
前売り券のみ¥3,500