映像制作において多々ある「人を撮る」瞬間。そのとき、クリエイターたちはどんなことを考えているのか。今回は演出、カラーグレーディング、ライティング、ドキュメンタリー、ポートレートムービーという5つの観点から、心が惹きつけられる映像を生み出している講師たちをピックアップ。特集を通して「人を魅力的に撮る」とはどういうことなのか、多角的に掘り下げていきます。
特集「人を撮る」
今泉力哉監督に学ぶ 人柄を演出するには
講師:今泉力哉
テーマ:演出
今泉力哉監督の映画の中の登場人物たちはいつも生き生きしていて、まるでこの世界のどこかで暮らしているかのよう。今回は『愛がなんだ』と『街の上で』を例に、「人柄」の演出方法について教えていただきました。
公共交通機関で移動可能な照明機材量で実践!
環境を活かしてイメージを表現 インタビューライティング 講師:斎藤卓行
テーマ:ライティング
ここで取り扱うのはオフィスでのインタビューを想定したライティング。限られた機材や環境下でも、ライティングスキルを駆使して、自由自在に空間の雰囲気を演出する斎藤卓行さんのテクニックを紹介します。
ドラマとCMを作例にカラリストが解説! 人を引き立てるカラーグレーディング
講師:横田早紀(Imagica EMS)
テーマ:カラーグレーディング
作品の世界観を深め、見る人の印象に大きな影響を与えるカラーグレーディング。カラリストの横田早紀さんが、実際に担当したドラマとCMの制作を振り返りながら、人を魅せるために意識していることをレクチャーします。
ビジュアルストーリーとサウンドデザインで伝えるドキュメンタリーの作り方
講師:石田裕一
テーマ:ドキュメンタリー
その土地で生活をしてきた人々へのまなざしや、画面を通して臨場感が魅力の石田裕一さんのドキュメンタリー作品。鍵となるのは「ビジュアルデザイン」と「サウンドストーリー」。ドキュメンタリーの「型」を習得したい方、必読です。
10秒以下で魅せる 彼女感×フィルムライクなショート映像の作り方
講師: SOKONIARU(市電)
テーマ:ポートレートムービー
Instagramの人気アカウント「市電」で、はじめて見るのにどこか懐かしい気持ちになるポートレートムービーをアップしているSOKONIARUさん。わずか10秒程度で人の心を捉えるリールはどのように作られているのでしょうか。
今月の特集講師陣がセレクト 「人を撮る」のが魅力的な映像作品
今月の話題
久々のサスペンス・スリラー作品で“やりたいこと”を形に
マエストロはいかに映画を作るのか? 最新作『 Cloud クラウド』の撮影秘話
黒沢清
監督・撮影・カラリストに訊く
映画『ぼくのお日さま』のルックができるまで
奥山大史、堀越優美、横田早紀(Imagica EMS)
8K RAW、4K SRAW、Canon Log 2採用など より動画機能が強化された!
キヤノン EOS R5 Mark IIレビュー
湯越慶太
この先 10年を見据えた新世代のハンドヘルドカメラ
現場目線で気になる部分をチェックしてみた
ソニー PXW-Z200/HXR-NX800レビュー
宏哉
VLOGCAM「ZV-E10 II」のパワーズームレンズキットだけで
シネマティック Vlogを撮影してみた
OGAHARU(色彩 -SHIKISAI-)
誰でも劇場映画級のアナモフィック動画が撮れる
SAMYANG V-AF 1.7x Anamorphic MF Adapter
桜風涼
VIDEO SALON 10月号