広告・映像プロデューサーとして活躍している前田博隆さん。映像制作の現場で培った経験をもとに「制作プロデューサー」「クリエイティブプロデューサー」「ブランディングプロデューサー」「ピザプロデューサー」という4つの“P”を仕事によって使い分け、自分らしいプロデュースを実践している。ここでは「クリンスイ」CMの実例を交えながら前田さんならではのプロデュース発想を解説してもらった。
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講師 前田博隆 Hirotaka Maeda
広告・映像プロデューサー/前田屋代表。CM制作会社(春企画〜ピラミッドフィルム)を経て独立。2009年、前田屋を設立。広告・映像を起点に、企業やブランドのコミュニケーション設計を手がける。映像制作の現場で培った経験をもとに、制作プロデューサー、クリエイティブプロデューサー、ブランディングプロデューサーとして活動。一方で、プロデュースは仕事だけでなく、ピザ作り、地域活動、子どもたちとのイベントなど、日常の中にもプロデュースの現場はあると捉え、そうした体験を通して、プロデュースという仕事の可能性を模索中。
Cleanと、Cleanで、クリンスイ。「W(ダボー)篇」「どちらが篇」
プロデューサー:前田博隆
ブランディングディレクター:福田春美
コピーライター:小藥 元
アートディレクター:古谷 萌
監督:小島淳平
撮影:木寺紀雄
制作:檜山永梨香、篠塚薫
出演:水川あさみ
スタイリスト:岡部美穂
ヘアメイク:岡野瑞恵
ネイル:関根祥子
楽しいほうを選ぶ。─4つの“P”を使い分ける前田さんの仕事
CM、MV、グラフィックなど多岐にわたるプロデュース
代理店を挟まずクライアントと直接仕事をする機会が多いという前田さん。サカナクション、女王蜂、YUKIなどのMV、ユニクロや北欧 暮らしの道具店をはじめとしたアパレル・雑貨系のCMなど、ジャンルは多岐にわたる。海外のCMを作る機会もあるそうで、香港花王のエッセンシャルやインドネシアのポカリスエットなどがその例。また、映像以外でもスチルおよびグラフィックやHPのプロデュース、新規事業の立ち上げ時のブランディングも行なっている。



ひょんなことから始まったピザプロデューサーとしての活動
撮影で訪れた沖縄で薪窯焼きのピザの美味しさに感銘を受けた前田さん。その場で1週間修行することを決め、自宅に薪窯を作ったところから本格的にピザづくりをスタートした。ワークショップ、薪窯づくり、移動式ガス窯の販売代理店業務、ケータリングとしての現場参加…と、いまではピザ関連の活動も盛んだ。



おもしろCMとおしゃれCMを学んで独立した前田さんの歩み
プロデューサー歴は20年なんですけど、世間一般のプロデューサーとは少しズレているような感覚があります。そのズレをみなさんが面白がってくれているみたいなので、今回は僕なりのプロデュース術をお話しようと思います。
僕は1974年生まれの51歳です。大学を卒業して、最初に入ったのが大阪の制作会社・春企画。関西ということもあっておもしろCMが主流なんですが、制作として関西電気保安協会やキンチョーのCMを4年ほど担当していました。ただ、20代だしおしゃれCMも作りたいじゃないですか。当時、ユニクロのCMがカッコよくて、自分も作りたいと思っていたんです。担当していたピラミッドフィルムにご縁があって転職することができて、ユニクロのCMをはじめ、アパレル、飲料、化粧品、車…など大手のCMにも参加できました。
おもしろCMとおしゃれCMの作り方を学んで、2009年に前田屋という会社を立ち上げたんです。見切り発車でしたが、「楽しいほうを選ぶ。」という社訓だけ決めました。以降は主にCMやPV、MVなどを手がけながら、「制作プロデューサー」「クリエイティブプロデューサー」「ブランディングプロデューサー」「ピザプロデューサー」という4つの“P”として活動しています。
