最近、ビデオカメラをはじめデジタル一眼やコンデジでも設定の選択肢が増えてきている『フレームレート』。一昔前までは、ビデオは60i(60p)が「当たり前」で「通常」だったが、4Kカメラや最新の動画撮影機器においては少し様相が異なってきており、以前以上に自由な世界が用意されていると言える。映像表現者として、この『フレームレート』を理解し、望む表現を得るために活用しない手はない。
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▲今巷で流行のタイムラプスから、最近、カメラへの機能搭載が充実してきたハイスピード撮影まで、幅広い撮影にはすべて『フレームレート』が絡んでいる。


そこで、ビデオサロン6月号ではそのフレームレートに関する基礎知識と、活用のためのポイントを解説。加えて、具体的な実機として今のメインどころのカメラ(ビデオカメラやデジタル一眼からウェアラブルまで)を集めてフレームレートに関する機能や画質などを探ってみた。
(解説:菅原 安)

24p/30p/60i/60p比較&120fps動画


一般的な動画撮影における主なフレームレート、24p/30p/60i/60pを比べてみる。ある程度動きのある被写体の場合、60iや60pが滑らかに見え、特に動き解像度は60pが有利なことが分かる。
後半は、120fps撮影→60p再生の動画。フルHD/120fpsが記録できるカメラ(作例はソニーPXW-Z150使用)のため、解像度を保ったまま2倍スローの動画が得られる。

フレームレートとシャッタースピード


60i時代にシャッタースピードの基本は1/60秒、とされていたように、フレームレート設定とシャッタースピードは深い関係がある。フレームレートをある程度自由に設定できるようになった今、再度シャッタースピードについての理解を深めよう。
(本誌解説とあわせて動画でご確認ください))
●この動画はビデオSALON2016年6月号の記事連動動画です。この動画に関する記事は本誌をご覧ください。
http://www.genkosha.co.jp/vs/backnumber/1578.html