2016年７月号で募集した読者モニタープレゼント。
当選した読者の方々から、レポートが集まってきていて、もう掲載も終盤になってきました。
さて今回は応募総数ナンバーワンだったDJI Osmoが当選した長崎県壱岐市の小水修司さんです。
誰にでもかんたんにセットでき、安定間のあるぬるぬる映像を撮れるがOsmo。ビデオサロン読者の方はすでにご存知の方がほとんどだと思いますし、動画サイトなどで映像やレビューを見られた方も多数いらっしゃると思います。似通ったものになると思いますが、Osmoを手にして感じたことをつづります。
まず ジンバル部は他社と比べたことはありませんが、安定感は抜群ではないでしょうか？
「コレなら私もかんたんにぬるぬる映像が撮れる！」と思いました。
カメラ部は歪曲も少なく（というかほぼ無い）、被写体を選ばないつくりになっていて初心者でもきれいに撮れる印象を受けました。
デフォルトではコントラストと彩度が高めに設定されているようですし、WBも青に近い設定ですが、多彩なカラー設定も用意されているのでシーンに合わせてセットされると効果的です。
走りながら撮る
基本操作はマスターしないといけませんが、ジンバル初心者の私がOSMOを手にとってすぐに撮影した動画がこちらです。
このようにかんたんに安定した映像が撮れます。単に「持って走るだけ」でこの安定感です。
よく見れば上下の揺れを感じますが、合格点だと思います。
クレーンっぽい映像を撮る
Wi-Fi接続でスマホでパン・チルトの操作ができので、クレーンっぽい映像が撮れるのではないかと思い試してみました。
これはスマホ操作の訓練が必要ですが、やりたいことは伝わったかと思います。ポールを垂直に立てると超ハイアングルとなり、ドローンで撮影しているような効果が得られます。
使用機材
●Anbee® DJI Osmo ハンドヘルドジンバルカメラ用の CNC-アルミ製 ストレートエクステンションアーム
●Anbee® DJI Osmo ハンドヘルドジンバルカメラ用の CNC-アルミ製 ユニバーサル・マウント
●自由雲台
音はどうやって録るか？
音質については内蔵マイクでは使えないレベルですので、レコーダーをマウントし、レコーダーのLINE出力からOsmoのマイク入力をすることで解消されます。
実際に使うのはレコーダーの音声ですが、編集時の音声同期に必要なためOsmo側にも音声を入れると効率が上がります。
レコーダーのZOOM H6は重量があるため長時間の手持ちは忍耐力が必要になります。また、本体が大きいため画面上に映る場合があり実用的ではないので小ぶりなレコーダーをマウントすると良いかもしれません。こういうことを考えるとRODEの VideoMicroのような超小型コンデンサーマイクは非常に便利と思われます。
Osmo自体が自立しないという点
Osmo自体が自立しないという点が少し不便です。寝かせていいものか分かりませんが不安なのでいちいち電源を落として付属のケースに収めています。
三脚等をとめられるネジ穴があれば即解決ですが、Osmoにはありません。設定時など電源を入れておかないといけない状態では寝かせられないので、解消法としてユニバーサルマウントにミニ三脚をつける方法をとりました。
それでも面倒くさいので100円ショップにちょうどいいペンたてがあったので利用してみました。
本体に傷が付かないように、フェルトで保護しています。
それなりの安定感はあり、ちょっと立てておくのには便利です。
まとめ
携帯性に欠ける点と、電源を入れてから撮影までの準備に時間がかかるところは普段使いには向いていません。欲しい時に欲しい画が取れないのは残念です。
それとバッテリーのもちが良いほうとはいえないので、予備バッテリーが必須なことと、スマホ側もかなりのバッテリー消費となるため長時間録画は厳しいところがあります。
あとカメラ部が高温になるところと、暗いところは苦手のようです。
総合的には高画質で流れるような映像が撮影でき、訓練は必要ですがメインカメラになりうるポテンシャルをもったカメラだと思います。
こまめな調整が必要なスタビライザーに比べると手軽で誰もが映画のようなワンシーンを撮影できる優れたアイテムだと思います。
まだまだ使いこなせてはいませんが、いろんなことに挑戦させてくれるカメラです。
DJI Osmoについてはこちらから
http://www.dji.com/jp/osmo
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