連続可変の電子式NDフィルターを搭載したFS7 II


カムコーダーではすでに報告しているようにスーパー35センサー搭載のEマウントレンズ交換式カムコーダー、FS7の上位版、FS7 IIの実機を展示。電子式可変NDフィルターを搭載。レバーロックタイプのEマウントを採用するなど使い勝手を大幅に向上させている。
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4Kで480fps撮影が可能な中継用のスーパースローカメラHDC-4800


システムカメラとしては、マルチフォーマットカメラHDC-4300の上位モデルとして、HD16倍速(960fps)、4Kで8倍速(480fps)で、スーパースローを実現できるポータブルカメラHDC-4800。スーパー35単板CMOSセンサーを採用しているが、既存のB4マウントのズームレンズも使用できるようにマウントアダプターも同梱される。
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いよいよ4Kの2/3型ショルダーカムコーダーPXW-Z450


4Kでの2/3型は感度的に厳しいと言われてきたが、それでも2/3型で従来のB4マウントのズームレンズが使えるショルダーが出てこないと4K収録は普及していかない。PXW-Z450は2/3型の4K CMOSの3板式ショルダーカムコーダー。12月発売。4KはXAVC記録、HDはXAVCに加え、従来のMPEG HD422での収録が可能。HDと同等の感覚で4K運用が可能になる。
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4K HDRのワークフローへの興味


 ソニーブース内で一番人を集めていたのは、4K HDRワークフローのコーナー。S-Logで撮影してどのように処理していくのかというのは業界でも知識が共有されておらず、情報が少ない。この人だかり。ほとんど画面も見えない状況なのだが、それでもこれだけ集まり動かないというのは、いかにHDR制作が分かりにくく、混沌しているかということではないだろうか?
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ビデオSALON.Webのこちらでもレポートしたが、4K HDRで撮影したデモリールは55型の4Kの有機ELモニターで流されていた。
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自発光タイプの大型ディスプレイシステム


LEDを利用した自発光タイプのディスプレイシステム、CLEDISディスプレイシステムを2017年第一四半期に発売予定。ユニット自由に組み合わせて大画面を実現するもので、ブースでは220型サイズ(4K×2K/72ユニット)で映像を見せていた。ちなみにTOSHIBAの文字は隣のブースの映り込み。用途としてはクルマメーカーのデザインのシミュレーションなどを想定している。
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8Kに関しては、パナソニックなどと異なり、まったく実機での展示はなかった。記者発表においては、2020年の8Kスタートに貢献できるよう、3板式のシステムカメラに着手しており、順調に進んでいると話していた。