CGではなくアナログでいく特撮映画「深海獣雷牙」の現場


 怪獣特撮マニアでもある落語家、林家しん平監督の最新特撮映画「深海獣雷牙」が、11月18日、クランクイン。初日は、埼玉のとある倉庫で雷牙の特撮シーンの撮影が行われた。その模様を写真を中心に現場レポートする。
深海獣雷牙のホームページ


%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%AC01.jpg
▲雷牙とミニチュアセット。最近はCGばやりで、街もCGで作ることが多くなっているが、今回の映画は徹底的にアナログ手法にこだわる。街や飛行機はすべてミニチュアセット。往年の特撮日本映画にどこまで迫れるのか、という挑戦でもある。
%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%AC02.jpg
▲林家しん平監督と雷牙。撮影前の決めポーズ。
%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%AC03.jpg
%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%AC04.jpg
▲今回の撮影は、ソニーのXDCAM EX。PMW-EX1とEX3の2カメ。
%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%AC05.jpg
▲XDCAM EXはSxSというメモリーカードが記録媒体。メモリーカードがいっぱいになったらハードディスクにバックアップしながら撮影する。
%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%AC06.jpg
▲撮影モードは720/24p。雷牙の動きのある特撮シーンは、スロー&クイックモーションモードで、60pにして、スローで撮影した。後編集でスピードをコントロールする。撮影した素材はRECレビューですぐに確認できるのが現場では良かった。
%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%AC08.jpg
▲手前に粉塵を上げる効果の準備。
%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%AC11.jpg
%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%AC12.jpg
▲雷牙が街を歩き回るシーン。手前に電線がある。雷牙が歩くたびに、電柱と電線が揺れるように、人が揺らしているというアナログ芸の細かさ。
%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%AC13.jpg
▲1シーン撮るごとに汗だくに。今日は初日ということで、まだ雷牙が「新品」で動くのが大変そうだ。

vsw