CP+ 2014レポート


 2月13日~16日の間、パシフィコ横浜で開催されたカメラ機器の展示会「CP+」。ここでは映像関連で気になった製品をレポートしていきたい。


【ソニー】

3月に発売する4Kハンディカム、FDR-AX100の実機を展示。レンズ、シャッター、NDフィルター、CMOSセンサーなどが分解された状態や、Vegas Proで編集しているところなども見ることができた。
また、CESで発表したアクションカムの新製品をマルチコプターや自転車などに取り付けて参考展示(CP+後に国内でもHDR-AS100Vを発表)。1台のリモコンに5台までのカメラを接続し、各カメラの映像を切り替えて操作できるというデモを行なっていた。
【パナソニック】

先日開発発表したDMC-GH4を展示。実際に手にとって触れるハンズオンコーナーの他、「GH4ギャラリー」では65型の4K対応ビエラTH-L65WT600を数台並べ、4K実写映像や静止画を映して見せていた。また、4K編集ソリューションとしてグラスバレーのEDIUS Pro 7で4K動画ファイルを編集する様子も展示。
SDアソシエーションのブースでは、GH4の4K動画記録に対応するSDHC/SDXCカードとして、動画撮影時に30MB/秒(240Mbps)以上での安定した連続書き込みを保証する「UHSスピードクラス3」対応の「SDUCシリーズ」を展示。今春発売予定。
【リコー】

リコーはアウトドア・スポーツ用のコンパクトデジタルカメラWG-4を展示。14m防水、落下2mの耐衝撃、-10℃の耐寒、100kgの耐荷重性能を備え、最大1920×1080/30p(MPEG4 AVC/H.264)の動画撮影が可能。粘着マウントやハンドルバーマウントなどの別売アクセサリーとあわせてアクションカメラとしても使用できる。ラインナップはWG-4 GPS(推定3万8千円前後)とWG-4(3万3千円前後)の2機種で、WG-4 GPSのみGPSとサブLCD、電子コンパスを搭載する。
【ケンコー・トキナー】

ドイツ・ミノックス社製のアクションカメラACX-101をヘルメットに装着した状態で展示。135°のワイドアングルで最大1920×1080/30p(MOV)のフルHD動画を撮影できる。露出、ホワイトバランスはオートのみ。HDMI出力は搭載しない。価格はオープンで推定3万円前後。
【サンディスク】

SDカードの次世代規格UHS-IIに対応した「エクストリーム プロSDHC/SDXC UHS-IIカード」を発表。4月発売。16GB/32GB/64GB/の3種類。最大読み取り速度280MB/秒、最大書き込み速度250MB/秒、UHSスピードクラス3に対応し、安定した3D撮影や4K動画撮影を実現する。UHS-II規格に対応したカードリーダーも発売。
【トーストテクノロジー】

ビデオサロン3月号でも紹介した天体自動追尾撮影が可能なマルチファンクショナル・ターンテーブルTP-2をスライダードリーとあわせて展示。
【マンフロット】

マンフロットの三脚・新190/055シリーズ、ジッツオの新マウンテニア三脚などを展示。写真はプロカーボンファイバー三脚3段・MT190CXPRO3。水準器が回転式になり、ロック機構がより握りやすく解除しやすい「クイックパワーロック」に変わった。また、センターポールを90°回転させられる機構は、ポールを倒した際の出っ張りが少なくなり、よりコンパクトになっている。スパイダー部分には様々なアクセサリーを装着できる3/5インチネジも装備。
【NEP】
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大型パネルのLEDライトLED-L500REF-DIGI-VCT-V(88,000円)。外寸は幅400×高さ300×奥行95mmで重さは1.8kg。光量は3500ルクス(1m)となる。色温度は3200~5600Kで調整可能。電源はACまたはVマウントバッテリーを使用できる。光量と色温度それぞれ調整ダイヤルが設けられており、背面の液晶のタッチパネル操作でも調整可能になっている。
【ジャパンブロードキャストソリューションズ】
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韓国バラボン社製の電動スライダードリーを展示。写真上はタイムラプス撮影が楽しめるTIMEROIDという製品。移動の間隔や距離を設定できる。価格は20万円以下を予定しているとのこと。写真下はカーブしながら移動撮影ができるSLIDECAM ARC135(10万6千円)。移動幅は1100mm、重さは約2.4kg。
【リーベック】

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小型ビデオカメラ用三脚のロングセラーTH-650DVの後継となるTH-650HDが登場! 価格は26,000円。耐荷重は3kg。カウンターバランス、トルクは固定。重量は約3.2kg。高さは70~150cmで調整できる。オプションのドリーDL-2B(11,000円)も発売。
【DJI】
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難しいセッティングなしに誰でも簡単に飛ばせるマルチコプターとして人気を集めるDJI PHANTOM。会場には新発売のPHANTOM2も展示。主だった変化はバッテリー容量が増えたことで飛行時間が従来10分だったのに対し25分まで伸びたこと。会場には電波法の関係で日本では発売が難しいカメラ一体型モデルのPHANTOM VISIONも展示されていた。
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▲無料アプリの画面
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▲HDMI無線伝送装置の送信機(会場ではPhantom2にも搭載してデモしていた)
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▲受信機。
もう一つ気になる展示が参考展示で発売時期は未定になるが、Lightbridge(ライトブリッジ)という製品。カメラのHDMI信号を無線伝送で手元のスマートフォンやタブレットに送ることができるというもの。高度や速度、方向なども合わせて確認できるのはうれしい。送信機と受信機がセットで16万円前後になる見込みだという。伝送距離は1.7kmまで可能だが、日本の電波法の兼ね合いで調整中だという。
【浅沼商会】
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▲ミニクレーンM1-Ⅱ
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▲様々な用途で使える一脚MOGOPOD
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▲小型カメラ用ジンバル
ifootage製品を展示。ミニクレーンM1-Ⅱ(60,000円前後)はカーボン素材で質量1.5kgとかなり軽量。ウェイトも同梱のウォーターバッグやフックに手持ちのリュックなどを取り付けて、バランスを撮れる。耐荷重は5kgなのでデジタル一眼や業務用ビデオカメラも搭載できる。持ち運び用のバッグも付属する。MOGOPOD(19,000円前後)も1110gと軽量。耐荷重は3.5kgまで。スタンドも付属し、自立できる。別売でタイヤ式のドリーも用意。GoProなど小型カメラ用のジンバルも参考展示されていた。発売時期や価格は未定。その他、スライダードリーやスタビライザーの展示もあった。
【KPI】
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Aputureという中国メーカーの7インチフィールドモニターVS-3(72,000円)。解像度は1024×600。入力はHDMI、コンポーネント、コンポジット。HDMIのスルーアウトも搭載するため、他のモニターやレコーダーとつなげる。ピーキングや10倍の拡大フォーカスを搭載する他、ゼブラやフォールスカラーなど露出確認機能も搭載する。解像度もやや低く、機能を省略した安価モデルのVS-1(32,000円)も。両モデルともソニーのLバッテリーを使用でき、電源をつなぐとバッテリーを充電できるため、外出時にチャージャーを携行しなくても使えるのはうれしい仕様。
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AmaranというメーカーのAL-528C(55,000円)。電源はACの他、ソニーLバッテリーを使える。このライトも上のモニター同様。バッテリー装着時にACをつなぐと充電が可能になっている。電球は白色とタングステン光色の2種類のLEDを搭載し、色温度は3200~5500Kまで調整可能。
●過去のCP+レポート一覧はこちら
http://www.genkosha.com/vs/report/cp_plus/