HDVカメラレコーダーのHD100以降、おもに海外でのみ販売していたビクターだが、ソニーが提案したメモリーシステムSxSを採用。これを機に日本市場にも復帰するという。


◆SxSメモリーレコーダーを参考出品
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▲ビクターの業務用HDVカメラシリーズは、HD200、HD250は日本で販売されず、海外のみの展開だった。日本市場では720pのみの記録のカメラが受け入れらなかったためだ。しかしこのSxSメモリーレコーダーを装着することにより、1080iでの記録が可能になる。記録は、テープと同時記録する場合は、HDV規格の720pとなるが、テープに記録しない場合は、1080iを選択できる。その場合の転送レートはHDV1080iと同じく25MbpsのCBR。ソニーの採用する35MbpsのVBRは記録はできないが再生は可能。今回1080i記録が可能になるということで、GY-HD200を日本市場に投入するという。ただしSxSメモリーレコーダーの発売時期、価格等は未定。HD200はHD100と同じCCDを採用しているが、A/D部分、処理回路などを見直し、画質はHD100よりも向上しているという。ターゲットは現在ソニーのEXシリーズを購入しているユーザー。おそらく画質面ではソニーEX1、EX3には及ばないが、完全にショルダーになるボディはひじょうに扱いやすく、操作性の良さには定評がある。操作性を重視するカメラマンには評価されるのではないだろうか。
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▲GY-HD250のスタジオ仕様。HD250はHD200をベースにゲンロックやタイムコードなどスタジオ仕様にしたもの。レンズやカメラアダプターを加えたセットにしても、他社のものよりも低コストでスタジオに導入できるのがポイント。
◆小型のプロシューマーHDメモリーカメラを参考出品
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▲かつてのHDVの第1号モデルをイメージさせるスタイルのハンドヘルドカメラ。詳しいことはまったく明らかにされなかったが、記録はメモリー。モックアップにはSDHCカードスロットが2基ある(ように見える)。ということは連続記録ができるのだろうか? コーデックはMPEG2なのか、AVCHDなのかも不明。海外では春に発売される予定だという。このクラスのカメラは現在、HDVのソニーHVR-A1Jがあるのみ。メモリーカメラでは存在しない。期待したい。
◆4K表示が可能な56V型液晶モニター
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フルハイビジョンの4倍の解像度を持つ4K2K液晶モニター。4K映像をH.264で約50Mbpsに圧縮して記録再生するシステム。Neroの技術供与のもと、データ再生するPCベースのプレーヤーも開発中だという。
●過去のInterBEEレポート一覧はこちら
http://www.genkosha.com/vs/report/interbee/