サンディスク エクストリーム ポータブルSSDが活躍する映像制作現場〜小川浩司さんの使い方


「サンディスク エクストリーム ポータブルSSD」と「エクストリーム900」を持ってミャンマーを旅し
ドキュメンタリー作品の素材を撮る

Report◉小川浩司
協力◉サンディスク株式会社
突然の師匠からの来電、「香港の探検隊と一緒にミャンマーを旅するんだけど、一緒に行くか?」
もちろん二つ返事で参加を表明し、ご一緒することになった。ミャンマーは中小企業が新規開拓の地として注目を集めているが、我々が向かった先はまだまだ開拓の手が入っていない古き良き時間の流れる村々。主な被写体は仏教の国なので僧侶、Pagodaと呼ばれる仏舎利塔や、まるでタイムスリップしたような村、そして素朴な人々、湖や景色、南国野鳥など。旅の撮影に連れて行くカメラはパナソニックの Lumix DC-GH5である。撮影した素材はドキュメンタリー作品として長編を一本制作する。

軽く堅牢な「サンディスク エクストリーム ポータブルSSD」

 
今回、撮影データの保存・バックアップに使用した「サンディスク エクストリーム ポータブルSSD」は軽量コンパクト、さらに防塵防滴など過酷な撮影環境で威力を発揮する頼もしい道具である。この堅牢なポータブルSSDは最大読み出し速度が550MB/秒の高速転送。そしてIP55定格※なのでアウトドアでの雨や砂などに対する保護、インドアでも万が一の液体のこぼれや、ホコリ等の混入にも耐えてくれる。容量は2TB、1TB、500GB、250GBの4種類があるが、今回は500GBタイプを使用した。
※「IP」とは「IEC(国際電気標準会議)」によって定められている防水・防塵の保護規格。IPに続く2ケタの数字の左側が「防塵等級」を、右側が「防水等級」を表している。この「IP55」の場合には、左側の“5”は防塵等級が“5級”、右側の“5”は防水等級“5級”をクリアしているということになる。
出先での編集環境では、十分な作業スペースを得られないことが多々ある。狭いスペースで作業しているときに、飲み物を置いていると不注意でこぼしてしまうような危険もあるし、砂にまみれた埃っぽい場所で作業することもある。色々な段階で故障の最悪の状況を想定したときに、この防水・防塵耐性が砦となり撮影素材が守られることもありえるかもしれない。なんにせよIECの保護規格(IP55)性能が保証されていることが安心である。
またこの小さなサイズも良い。一旦ポケットに入れて移動できてかさばらない。ちょっとしたデータの受け渡しに、PCケースに裸で入れておいてスッと出して、渡すことができる。500GBあたりだと値段もお手頃である。一つは持っておきたいポータブルSSDの一つだ。

高速伝送・大容量 の「エクストリーム900」

もう一台、現地に持っていったのが「エクストリーム900」である1.92TBの大容量にUSB-C、Thunderbolt3対応の高速伝送というハイスペックストレージのプロ仕様だが、これもポータブルに分類されるほど、持ち運びやすい大きさである。(ラインナップとしては、1.92TB、960GB、480GBがあり、今回は1.92TBを使用した)
 旅は基本的に船で川を移動し、停泊先の村にて取材・撮影の繰り返しである。とにかく目に映る真新しいモノを撮って撮って撮りまくった。
 素材はすべて4K/60pで収録。朝から晩まで撮影して、おおよそ1日で128GBのSDカードがいっぱいになるかならないかぐらいである。10日の撮影期間で1.5TBほど使用。したがって「エクストリーム900」一つで十分にまかなうことができた。編集作業環境に戻ったら即転送を始めていたが、現地で使った感覚としては、とにかく速いという印象。
編集はAdobe Premiere Proで行なっているが、4K/60pのデータは私の非力なノートPCでは再生も難しいのでプロキシデータを使う。Premiere Proのインジェスト設定で、データをインポートした時点で、さきほど紹介した「エクストリーム  ポータブルSSD」にプロキシを書き出し。メイン素材はこちらの「エクストリーム900」に置いておく。このようにプロキシだけ分けておくと作業PCが変わった時に改めて素材のリンクをするのが楽になる。
取り返しのつかない大事なデータ、記録媒体は慎重に選びたい。近年は安価なストレージも多数見受けられるが、品質や保証に不安を感じるものも多い。またネット上の評価にも惑わされる。だがアウトドアで活躍する自然 ・野生動物写真家やプロフェッショナル映像作家の多くもサンディスクを選択している。言わずもがな安定性や堅牢さは折り紙付き、信頼のプロ御用達だ。今回の撮影旅も何の不安もなくデータを書きこむことができた。「サンディスク」というブランドが培ってきた信頼は大きなものであった。
小川浩司◉千葉県在住映像作家。PanasonicLumixアンバサダー。ネイチャーズベストフォトグラフィーアジア動画部門3年連続受賞。自然・野生動物をテーマに映像や写真を撮影し活動している。
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●このレポートはビデオSALON 2018年8月号 に掲載しています。他にも充実した記事が盛りだくさん! 詳しくはこちらから。

 

vsw