株式会社ニコンは、シネマ向け製品シリーズ「Z CINEMA」のフルサイズセンサー搭載カメラ「ニコン ZR」のファームウェア「Ver.1.10」を公開した。

ファームウェアVer.1.10では、動画撮影の連続録画可能時間を大幅に延長。また、有線接続によるタイムコード入力に対応し、音声収録機器や複数台のカメラ間での同期がしやすくなった。

さらにRED機に近いファイル名規則を採用し、特にマルチカム撮影時の効率的なデータ管理を実現。このほか、「R3D NE」形式でのLog3G10撮影時、輝度情報表示(ヒストグラム、ウェーブフォームモニター)に最大値の目安となる警告線を表示する機能や、電源の切り忘れによるバッテリー消耗を防ぐ設定など、ユーザビリティを向上する機能が多数追加された。



録画時間を大幅に延長

動画の連続録画可能時間を、これまでの125分から最長360分(6時間)と大幅に延長しました。これにより、インタビューやコンサート、ドキュメンタリー、イベントの記録など、長時間カメラを回し続けなければならない場合も、安心して撮影を継続できる。

複数台カメラでの動画撮影に便利な機能を強化

従来のBluetooth接続によるタイムコード同期に加え、より手軽で確実な有線接続にも対応し、外部マイク/ライン入力端子に接続した外部機器とのタイムコード同期が可能になった。Bluetoothによるペアリング設定が不要なため、タイムコード同期作業が容易に。

一度同期すれば接続を外しても自動的に継続するため(Jam同期)、再同期の手間が省ける。また、RED機に近いファイル命名機能を実装。動画ファイル名の重複を避けることができます。動画専用ファイル名設定の搭載、ライブビュー画面へのファイル名の表示により、膨大なマルチカメラデータの管理が大幅に効率化される。


露出決定と画づくりをアシストする機能を拡充

R3D NE」形式でのLog3G10撮影時は、輝度レベルの最大値がISOに応じて変化するため、輝度情報表示(ヒストグラム、ウェーブフォームモニター)に最大値の目安となる警告線を表示する機能を追加し、露出のコントロールがしやすくなった。

また、[3D LUT]の[CUBEファイルの読み込み]でメモリーカードから読み込み、選択できるLUTの数を従来の10個から最大50個まで増加。より多くの選択肢から完成イメージに近いものを撮影現場で選べるので、ワークフローを効率化できる。


電源の切り忘れ防止など、使いやすさを細部まで向上

セットアップメニューに[電源ランプの節電表示]を追加し、電源ランプを常時点灯させる設定が選択可能に。これにより、画像モニターを閉じた状態でも電源のON/OFFが一目で確認できるため、持ち運び時などの意図しないバッテリー消耗を未然に防ぐ。

その他、撮影モード[AUTO]の状態でも、動画記録ファイル形式を[R3D NE 12-bit(R3D)]への切り換えが可能になった。

ネットワーク関連

クラウドサービス Nikon Imaging Cloud に接続する時のカメラに表示される説明文の一部を変更。(Nikon Imaging Cloud への接続手順には変更なし)

その他

以下の現象を修正。
USBストリーミングによるライブ配信などを行うとき、音声にノイズが入る場合がある。



◉詳細情報
https://downloadcenter.nikonimglib.com/ja/download/fw/582.html

ニコン ZR
https://nij.nikon.com/products/lineup/z_cinema/zr/

株式会社ニコン
https://www.nikon.co.jp/