ビデオの趣味を何かに役立てている趣味人を紹介するコーナーです。2件の投稿があったのでご紹介します。


知り合いのミュージシャンのPV作りをお手伝い


高松博由樹さん(山口県)
私は以前主にブライダルを専門に撮影するビデオプロダクションに勤務していたのですが、そこを退職した後、知り合いの紹介で下関の梅光学院大学で学校行事の記録や学部の紹介動画などを制作する仕事にパートタイマーとして勤務するようになりました。
そのうち映像に関心のある学生さん達と関わるようになってきて、彼らと自主映画の制作や知り合いのミュージシャンのPV、ライブの撮影等を行うようになりました。
ライブ映像はメインカメラが私で他のカメラが学生さんというスタイル。カメラの台数は可能な限り増やします。そのほうがいろいろなカットも撮れますし、同時に「失敗しても逃げの画があるから大丈夫」と学生さんへの精神的負担を減らすこともできます。
ライブの撮影は本番10分前にステージに向けてデジカメのフラッシュをたきます。これはマルチカム編集時の素材の頭合わせをスムーズに行うためです。撮影機材はすべてソニーの家庭用のハンディカム、編集はEDIUS Pro 5を使っています。
基本的にほとんどボランティアですが、これからメジャーを目指す人や全国に名を広めたいミュージシャンのお手伝いをしつつ、同時に映像に興味を持っている若い人達に活躍の場を提供できるのでとても遣り甲斐があります。
家庭用カメラでいろいろとやってきましたが、今回の藍川監督のPVを拝見して、PVそのものはもちろんのこと、あの一眼動画の質感にも感銘を受けました。というわけでそろそろ一眼動画に手を出そうかと思っています。
長くなりましたがお時間のある時にぜひ作品を鑑賞していただければと思います。以下がここ最近撮影したPVとライブの映像です。
●Raffaello(ラファエロ)池端克章 PV「My Dream」

●Raffaello(ラファエロ)池端克章 初のホールコンサート

▲地元北九州市最大のホール、アルモニーサンク北九州ソレイユホール(旧・九州厚生年金-会館)にて、2000人規模の単独コンサートに挑戦。その時のライブダイジェスト版です。
池端克章HP http://raffaello.main.jp/index.html
●サックスプレイヤー安武玄晃のPV「BreakThrough」

●サックスプレイヤー安武玄晃彼の福岡でのライブ映像
JesusLove’sMe~Alive 安武玄晃 福岡公演/JesusLove’sMe~Alive(RonBrownVERSION)

安武玄晃HP http://music.geocities.jp/eternalmusic08/profile.htm
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▲2013年7月、梅光学院大学の国際言語文化学部が毎年行なっている語学の文化祭「インターナショナル・デイ」の撮影に参加した際のスナップ。映像サークル「BBC」の学生と私(右から3人目)です。サークルのメンバーは毎年この行事でマルチ撮影の練習をしています。

「住民ディレクター」になって番組づくり!


佐伯勝利さん(熊本県)
KAB熊本朝日放送の帯番組「くまパワ」で、住民ディレクターとして活動しています。基本的にボランティア活動となり、ビデオを趣味とする住民が住民目線で企画し、取材・撮影して番組にも出演します。
放送にあたり、住民ディレクターによる企画会議が毎月1回KAB会議室で開かれ、10名ほどが参加しています。高齢者中心で、10年以上の人もいます。各自が企画案を提出し、制作担当者と協議して採用するかどうかを決めます。
テーマは自由なのですが、放送局視点よりも住民の視点が重要です。放送済みのテーマと関連づけての取材も可能で、インタビューや現場会話などを重視するのもポイントです。
意外と女性の取材拒否が少なく、男性の応諾が少ない点には苦労しています。また、肖像権や著作権、放送禁止用語などへの気遣いも必要です。ちなみに、私が使用しているカメラはキヤノンのHF G10とソニーHDR-FX1000です。
住民ディレクターになったのは、2010年にパソコン研修会場で取材中の番組担当業者から勧誘されたのがきっかけ。これまで企画した番組は以下の通りです。
 2011年 3月 4日放送 手作り和紙で卒業証書【八代市】
 2011年 5月27日放送 かずら工芸に魅せられて【益城町】
 2011年 8月19日放送 着付けで発見 日本の美【熊本市】
 2011年12月16日放送 い草てまりで正月飾り【熊本市】
 2012年 2月10日放送 昔遊び「ちょんかけごま」で遊ぶ【熊本市】
 2013年 7月24日放送 地域で守り継ぐ「大蛇山」【南関町】
TV出演経歴も浅い自分ですが、活動の一端を投稿をさせていただきました。同趣向でビデオ取材しているメンバー達への励みにもなればと思います。
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▲放送前のリハーサル中の映像(テレビの右側が佐伯さん)。これまでに放送されたアーカイブは熊本朝日放送のホームページで観ることができます。2週間後に最新放映分に更新されます。
住民ディレクターが身近な話題を伝える「新発見伝くまもと」 http://kab-jumind.tv/

地元で活動するアカペラ ガールズユニット i LabbriのPV作りをお手伝い!


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お役に立った人◎藍河兼一 レポート◎編集部 佐山
i Labbri〈イ ラッブリ〉プロフィール
2010年7月に結成した大学生と専門学校生4人のアカペラユニット。メンバーは、まりな・あみ・あきこ・まことの4人。全員が同じ児童合唱団の出身という経歴を持つ。グループ名の「イ・ラッブリ」はイタリア語で「くちびる」という意味。日本の童謡、歌謡曲からビートルズまで幅広いジャンルの歌声を聴かせる。
i Labbri Channel(YouTube)http://www.youtube.com/user/ilabbri
●家族よりも、知人に頼まれて撮影したほうが喜ばれるようになったこの頃。ふと思いついたのがこの企画。実際、誰かのために撮影するといつも以上に緊張するし、要望をきちんと聞かないと自分よがりのビデオになってしまう。そんなこんなで交流も生まれるし、失敗しないようにこれまでの経験を総動員するわけで、それはそれで楽しい作業になったりもする。その結果、喜んでもらえるなら言うことはない。
 ということで、読者の皆さんに活動レポートを募集(ページの下に募集要項を掲載)することになったわけだが、まずは自分で実践してみることにした。私の子供たちがお世話になった児童合唱団から生まれたアカペラユニット「i Labbri(イ ラッブリ)」のリーダーあみちゃんに、「PV(プロモーションビデオ)作ってみない?」と(勇気を出して)提案してみたところ、快く承諾。4月から制作準備に取り掛かった。
 監督は藍河兼一さんに依頼。本来はプロであるが、ここは友人としてお願いした。もちろん私も手伝い、制作側は2人体制。制作過程はビデオサロン7月号の58ページからを見ていただきたいが、今回のPVはi Labbriのオリジナル曲「出会い」を選んだ。合唱団で指導もされていた小越先生の作詞・作曲によるもの。結婚式で歌う機会があるとリクエストされることが多いそうだ。4人それぞれのソロパートもあり、聴きどころも盛りだくさん。
 果たしてどんなPVに仕上がったかは以下を再生してぜひ、聴いて、観てほしい。と同時に、同じような活動をしている方の投稿をお待ちしています!

i Labbri*出会い



活動報告を募集します!


ここで紹介したPV制作だけでなく、知り合いのライブや舞台を撮影したり、地域のCMやイベントを撮影して誰かのお役に立っている皆様! 活動内容をビデオサロン誌面で報告しませんか? 制作中の写真とともに、やりがいや工夫していることなどを原稿にまとめ、郵送か電子メールでご応募ください。
【郵送の宛先】
〒102‐8716 東京都千代田区飯田橋4‐1‐5(株)玄光社
ビデオサロン編集部「お役に立ちます」コーナー宛
【メールアドレス】
video@genkosha.co.jp 件名「お役に立ちます」係
※撮影した映像がYouTube 等で公開されているならURLも明記