レンズ交換式動画カメラの手持ち撮影の定番スタイルを作ったとも言えるソニーFS5の登場は2015年。ライバル機の登場もあり、FS5Ⅱ(型番はPXW-FS5M2)としてリニューアルされる。まず価格が本体のみで13万円安くなる。またこれまでRAW出力と無制限HD120fps撮影するにはそれぞれ6.5万円のライセンス購入が必要だったが、FS5Ⅱには最初から含まれている。
ソニー PXW-FS5M2 (本体のみ) 620,000円
ソニー PXW-FS5M2K (レンズキット)680,000円
センサーをはじめ画質・機能は基本的に同じだが、デフォルトとPP1での画質は、人肌を重視しミッドトーンの色をより自然でソフトな色合いにするルックにしたという。より階調を重視し、ハイライトを柔らかくしている(PP2以降、Log、RAW出力での画質は変わらない)。これはハイエンドのシネマカメラVENICEでの開発で得られたノウハウを活用したもの。「ビデオっぽい」と言う人も多かったソニーの画作りが少しずつ変わってくるかもしれない。
外観上はNDのダイヤルがシルバーからブラックになった。映り込み防止という意味で良い変更だろう。それ以外は変わらず、非常によくできたボディだ。
なお、FS5も併売となり、価格は本体のみ55万円前後に、レンズキットはなくなる。
ソニー PXW-FS5M2の情報はこちらから
https://www.sony.jp/ls-camera/products/PXW-FS5M2/