キヤノン、Sumire Primeシリーズ『CN-E20mm T1.5 FP X』を発売し、7種類全ラインナップが揃った。


キヤノンは、PL マウントを採用したデジタルシネマカメラ用単焦点レンズシリーズ「Sumire Prime」シリーズの『CN-E20mm T1.5 FP X』を1月30日より発売した。価格はオープン。

2019年6月より発売予定されていた「Sumire Prime」シリーズは、『CN-E20mm T1.5 FP X』の発売をもって7種類全ラインナップが揃った。

「Sumire Prime」は、被写体を印象づける柔らかな映像描写を実現したシネマカメラ用単焦点レンズシリーズ。EFマウントの単焦点レンズシリーズに加え、映像制作業界で広く普及しているPLマウントを採用した本シリーズを投入することで、多彩な映像表現を求める映像制作現場のニーズに応える。

 

 

<主な特長>
1.PL マウントの単焦点レンズシリーズを投入

・2011 年11 月にCINEMA EOS SYSTEM のトップエンドズームレンズシリーズ、単焦点レンズシリーズを発表して以来、CINE-SERVO レンズやCOMPACT-SERVO レンズなどの新シリーズを加えながらラインアップを拡充。今回、映像制作業界で広く普及しているPL マウントを採用した新しい単焦点レンズシリーズに「Sumire Prime」と名付けて投入し、シネマレンズのラインアップを合計28 機種に拡充。

 

2.被写体を印象づける柔らかな映像描写を実現

・「Sumire Prime」新製品7 機種は、大口径非球面レンズやUD レンズ、UD レンズの性能をさらに向上させたスーパーUD レンズを採用したキヤノン独自の光学設計により、芯がありかつ柔らかな映像描写を実現。高い解像感を特長とするEF マウントの単焦点レンズシリーズに対し、PL マウントの単焦点レンズシリーズは、背景に広がる柔らかなボケが被写体を優しく浮かび上がらせることによる美しく印象的な映像描写が特長。

・EF/PL の両シリーズに共通した暖色系のトーンにより、人物の表情を柔らかく、自然に描く映像表現が可能。

・映像制作に求められる明るいT ナンバーを実現し、柔らかく大きなボケ表現や、低照度環境での明るい画の撮影が可能。

・11 枚絞り羽根の採用により、開口形状が円形に近い状態を保てるため、柔らかく自然なボケ味を表現可能。また、奇数枚数の絞り羽根は光芒の数が2倍になる現象を利用し、光が柔らかく拡散した映像表現が可能。

 

3.快適な撮影を実現する優れた操作性

・回転角(操作角度)約300°のフォーカスリングにより、高精度なピント合わせが可能。

・CINEMA EOS SYSTEM の単焦点レンズの全機種間で、リング部のギア位置や前玉径などを統一。これにより、マットボックスや外付けのフォーカス調整用アクセサリーなど、各種アクセサリー(他社製を含む)の取り付け位置を機種ごとに調整する必要なく、スムーズなレンズ交換を実現。

・フォーカスの指標をレンズの左右両面に表示することにより、距離目盛を左右両側から確認可能。また、夜間撮影や暗がりでの撮影時に視認性を向上させるため蓄光指標を採用。

 

<レンズマウント交換サービスについて>
「Sumire Prime」7 機種については、PL マウントからEF マウント、EF マウントからPLマウントへの交換サービスを実施予定です。購入した販売店にお持ちいただき、弊社にて交換対応を実施。サービス開始時期や預かり期間、費用などの詳細は、CINEMA EOS SYSTEMホームページ内のサポート情報にて発表予定。
CINEMA EOS SYSTEMホームページ:http://canon.jp/cinema-eos 

 

◉製品情報
https://cweb.canon.jp/cinema-eos/lineup/ef-cinemalens/cn-e20t15fp/index.html

キヤノン株式会社
https://canon.jp/

vsw